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NBA

198㎝のバークレーは現代のビッグマンを止められない?アデトクンボが断言「昔に戻っても、あなたはウェンバンヤマを守れない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.19

アデトクンボは今年のオールスターでバークレー(右)に現代のビッグマンの凄さを力説していた。(C)Getty Images

アデトクンボは今年のオールスターでバークレー(右)に現代のビッグマンの凄さを力説していた。(C)Getty Images

 現地時間2月16日(日本時間17日、日付は以下同)にカリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターで開催されたNBAオールスターゲームは、史上初となるミニトーナメント制で行なわれ、「OGs」が41-25で「Global Stars」を下して幕を下ろした。

 今年のオールスターは『TNT』でお馴染みのシャキール・オニール、チャールズ・バークレー、ケニー・スミスがGM(ゼネラルマネージャー)となって24人の選手を交互にドラフトして3チームを結成。16日の本戦には、14日に行なわれたライジングスターズの優勝チームを合わせた4チームが参戦した。

 バークレーはドラフトで「Global Stars」を形成。ヤニス・アデトクンボ(211㎝/ミルウォーキー・バックス)、ニコラ・ヨキッチ(211㎝/デンバー・ナゲッツ)、ヴィクター・ウェンバンヤマ(221㎝/サンアントニオ・スパーズ)、カール・アンソニー・タウンズ(213㎝/ニューヨーク・ニックス)といったビッグマンのほか、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)やドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)らを組み合わせた“超大型チーム”を作り上げた。
 
 左ふくらはぎのケガで欠場を余儀なくされたアデトクンボだが、ウォームアップ中にバークレーへ「昔に戻っても、あなたは彼(ウェンバンヤマ)を守れない。ガードできっこないさ」と忠告し、こう続けていた。

「あなたがテレビで何と言おうと関係ない。だってここにいる選手たちと対戦したことがないじゃないか」

 1984年から2000年までNBAでプレーしたバークレーは、198㎝・114㎏のパワーフォワード。現役時代はカール・マローン(元ユタ・ジャズほか)と並んでリーグ最高級のパワーフォワードとして鳴らし、キャリア平均22.1点、11.7リバウンド、3.9アシスト、1.5スティール、フィールドゴール成功率54.1%を残した。

 上背こそなかったものの、屈強なパワーと高い身体能力、駆け引きの巧さを兼備し、オフェンスでチームを牽引した一方、ディフェンス力はそこまで高くなかった。

 バークレーの現役時代、7フッター(213㎝)の選手の役割は、ゴール下で得点をあげたり、リバウンドやスクリーン、ブロックなど高さを活かしたプレーが一般的だった。
 
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