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NBA

「彼らにはチャンスがある」。新生レイカーズにレジェンドのナッシュも期待「コンテンダーになるための扉を開いた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.06

レブロンとドンチッチはタッグ結成直後から好連携を披露。不安の声を一蹴した。(C)Getty Images

レブロンとドンチッチはタッグ結成直後から好連携を披露。不安の声を一蹴した。(C)Getty Images

 現地時間3月4日、NBAで2度のMVPに輝いたスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)のインタビュー記事がスポーツウェブサイト『FLASHSCORE』に掲載された。

 南アフリカ生まれ、カナダ育ちのナッシュは、NBAで18年間プレーし、2005、06年に2シーズン連続でMVPを受賞。世代を代表するポイントガードとして5度のアシスト王獲得をはじめ、オールスターに8度、オールNBAチームに7度選ばれ、75周年記念チームにも選出されている。

 通算1217試合でキャリア平均14.3点、3.0リバウンド、8.5アシストを記録した司令塔は、NBA歴代5位の1万335アシストを残したほか、正確無比なシュート力でも鳴らした。

 そのナッシュは、かつて自身が所属したダラス・マーベリックスとロサンゼルス・レイカーズによる“世紀のトレード”について、次のように語った。

「あれには誰もが衝撃を受けたと思う。彼ら(レイカーズのフロント)はとんでもないことをやってのけた。(ソーシャルメディアが盛んな)現代で秘密裏に動いたんだからね。この動きがNBAとウエスタン・カンファレンスの状況そのものを変えたことは間違いない。今後10年のベストプレーヤーの1人がレイカーズに行ったんだ」
 
 ルカ・ドンチッチを獲得したレイカーズは、2月20日から今季最長の7連勝と波に乗り、ウエスト2位に浮上。直近20試合で17勝と快進撃を続け、3月5日時点で39勝21敗(勝率65.0%)と貯金を殖やしている。

 ドンチッチとレブロン・ジェームズのデュオは当初は噛み合うか疑問視されたが、ともにコートにいる時間帯はドンチッチが司令塔役を担い、レブロンが強力なフィニッシャーとして躍動。レブロンの攻撃面の負担が大幅に軽減された。

 そんなレイカーズに対し、ナッシュはさらなる躍進への期待を寄せている。

「彼らにはチャンスがあると思う。コンテンダー(優勝候補)になるための扉を開いたんだ。解決しなければいけないこともたくさんあるけどね。あの2人は一緒にプレーし始めたばかり。非常に似たプレースタイルの2人で、彼らはともにプレーメーキングをこなすことができる」

 ナッシュの言うようにインサイドの層の薄さという不安要素はあるものの、リーグ屈指のオールラウンダー2人が並ぶ攻撃面はすでに相手の脅威になっている。レイカーズはこのまま好調を維持し、名門復活を遂げることができるか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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