元ロサンゼルス・レイカーズのコビー・ブライアントが現地1月26日、ヘリコプター墜落事故により、13歳の次女ジアナとともに亡くなった。痛ましい事故から中1日を経て、現代NBAの“キング”ことレブロン・ジェームズが自身の公式インスタグラムを更新。兄貴分だったかけがえのない存在への思いを綴っている。
現地1月25日、NBAは一つの歴史的瞬間を迎えた。レブロンが29得点をあげた敵地フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で、コビー(3万3643点)を抜いて通算得点で歴代3位に浮上。コビーはその直後に自身のツイッターで祝福の言葉を述べ、レブロンも試合後に「コビーが関わる議論に交じれて嬉しい。歴代で最も偉大なバスケットボール選手かつ、最も偉大なレイカーズの選手の1人だ。彼はステイプルズ・センターにふたつの(永久欠番の)ジャージーが掲げられている。クレイジーだよ」と喜びを語っていた。
しかし翌26日、自身の設立したマンバ・スポーツアカデミーへ向けて、プライベートヘリコプターで移動していた最中に墜落事故に遭遇。次女のジアナとともに帰らぬ人となった。
NBAはコビー氏が現役時代に着用していた背番号「8」と「24」にちなみ、26日の試合で開始と同時に8秒バイオレーションと24秒バイオレーションを意図的に実施する形で敬意を示すなど、追悼は全世界へ拡大。28日にステイプルズ・センターで開催予定だったレイカーズ対クリッパーズのロサンゼルス対決も延期が決まっている。
そのなかで、コビーとともに“マイケル・ジョーダンの後継者”として比較され、コビーの現役時代には幾度となく名勝負を繰り広げたレブロンが、自身のインスタグラムに思いを綴った。
「心の準備なんてできてない。でも進まないと。この件に関して何かを投稿しようとしたけど、その度にあなたやジジ(次女ジアナの愛称)のことを考えて泣いてしまう。日曜の朝、フィラデルフィアからロサンゼルスへ戻る前に、あなたの声を聞いたばかりだった。
でも、まさかそれがこれから100万年先になっても最後の会話になるなんて信じられない。なんてことだ。打ちひしがれていると。俺の心はヴァネッサ(コビーの妻)と子どもたちとともにある。あなたのレガシー(遺産)を忘れずに残していくことを約束するよ。特にあなたの『レイカーネーション』は俺たちみんなの心の中にある。だから自分にはそれを背負っていく責任がある。天国から見守って、俺に力をください。俺たちはいつも一緒だ。伝えたいことはまだまだたくさんあるけど、今はこれが限界だ。また会う日まで、マイブラザー!」
世界中に“コビー・ロス”が広がるなかで、弟分だったレブロンは後継者として名乗りをあげ、その功績を形にしていくことを誓った。
構成●ダンクシュート編集部
現地1月25日、NBAは一つの歴史的瞬間を迎えた。レブロンが29得点をあげた敵地フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で、コビー(3万3643点)を抜いて通算得点で歴代3位に浮上。コビーはその直後に自身のツイッターで祝福の言葉を述べ、レブロンも試合後に「コビーが関わる議論に交じれて嬉しい。歴代で最も偉大なバスケットボール選手かつ、最も偉大なレイカーズの選手の1人だ。彼はステイプルズ・センターにふたつの(永久欠番の)ジャージーが掲げられている。クレイジーだよ」と喜びを語っていた。
しかし翌26日、自身の設立したマンバ・スポーツアカデミーへ向けて、プライベートヘリコプターで移動していた最中に墜落事故に遭遇。次女のジアナとともに帰らぬ人となった。
NBAはコビー氏が現役時代に着用していた背番号「8」と「24」にちなみ、26日の試合で開始と同時に8秒バイオレーションと24秒バイオレーションを意図的に実施する形で敬意を示すなど、追悼は全世界へ拡大。28日にステイプルズ・センターで開催予定だったレイカーズ対クリッパーズのロサンゼルス対決も延期が決まっている。
そのなかで、コビーとともに“マイケル・ジョーダンの後継者”として比較され、コビーの現役時代には幾度となく名勝負を繰り広げたレブロンが、自身のインスタグラムに思いを綴った。
「心の準備なんてできてない。でも進まないと。この件に関して何かを投稿しようとしたけど、その度にあなたやジジ(次女ジアナの愛称)のことを考えて泣いてしまう。日曜の朝、フィラデルフィアからロサンゼルスへ戻る前に、あなたの声を聞いたばかりだった。
でも、まさかそれがこれから100万年先になっても最後の会話になるなんて信じられない。なんてことだ。打ちひしがれていると。俺の心はヴァネッサ(コビーの妻)と子どもたちとともにある。あなたのレガシー(遺産)を忘れずに残していくことを約束するよ。特にあなたの『レイカーネーション』は俺たちみんなの心の中にある。だから自分にはそれを背負っていく責任がある。天国から見守って、俺に力をください。俺たちはいつも一緒だ。伝えたいことはまだまだたくさんあるけど、今はこれが限界だ。また会う日まで、マイブラザー!」
世界中に“コビー・ロス”が広がるなかで、弟分だったレブロンは後継者として名乗りをあげ、その功績を形にしていくことを誓った。
構成●ダンクシュート編集部