現地時間3月15日(日本時間16日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ホームのチェイス・センターでニューヨーク・ニックスと対戦。同点18回、リードチェンジ13回という接戦を97-94で制し、今季最長の7連勝を飾った。
ウォリアーズは39勝28敗(勝率58.2%)でウエスタン・カンファレンス6位の座を堅持。このニックス戦ではステフィン・カリーが28得点、7リバウンド、5アシスト、モーゼス・ムーディーが18得点、2スティール、ジョナサン・クミンガが10得点、5リバウンド、5アシスト、ドレイモンド・グリーンが9得点、4リバウンド、3アシストをマーク。
一方、新加入のジミー・バトラーは11得点、6リバウンド、7アシスト、1スティールこそ残すも、フィールドゴール成功率27.3%(3/11)とショットが不発に終わった。
それでも、2月6日の5チーム間トレードでマイアミ・ヒートからやって来た35歳のベテランフォワードは、ウォリアーズ加入後の15試合で平均16.4点、5.7リバウンド、5.9アシスト、1.3スティールとオールラウンドな数字を残している。
13日に米メディア『Andscape』へ公開されたインタビューで、バトラーはトレードで加入後にリーダーのカリー、グリーンと今後について話し合ったことを明かしていた。
「あの2人と長い時間話したよ。そこで彼らから『俺たちなら特別なことができる。我々が君に持ち込んでほしいのは勝利のメンタリティと、攻守両面で抜け目のないハードなプレーなんだ』と言われた。そこで俺はこのチームが必要としていることを理解したのさ」
新天地でバトラーのフィールドゴール成功率は44.2%、3ポイントに至っては22.2%(平均0.4本成功)と振るわないが、フリースロー成功率は88.7%で、平均7.1本はチームトップ。複数ポジションをカバー可能なディフェンス力に加え、プレーメーキングもこなすスウィングマンは、リムアタック面でも貢献している。
ヒート時代にファイナルの舞台を2度経験した闘将にとって、今フォーカスしているのは勝利のみだという。
「ここへやって来た時、俺は(チームメイトに)こう伝えたよ。『いいか、俺は勝つためだけにここにいるんだ。他のことはどうだっていい。得点やシュート本数なんてどうでもいいんだ。そんなことは気にしていない。俺は勝つためだけにここへやって来た。だから、俺に必要なことがあれば何でも言ってくれ』とね。
すべてにおいて言えることは、俺のエネルギーが最高潮に達していること。ゴールはいつだって同じ。チャンピオンシップを勝ち獲ることだ」
ウォリアーズはバトラーが出場した15戦で驚異の14勝1敗。ショットに関しては好不調の波があるものの、出場時間帯における得失点差で-になったのは2試合のみ。
2年ぶりのプレーオフ出場、そして2022年以来の優勝を実現すべく、バトラーにはこれから先もチームの勝利を優先したプレーを続けてほしい限りだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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すべてにおいて言えることは、俺のエネルギーが最高潮に達していること。ゴールはいつだって同じ。チャンピオンシップを勝ち獲ることだ」
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