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NBA

連勝が16でストップしたキャブズ。指揮官がマジック戦の敗因を分析「本来のボールムーブメントではなかった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.18

前半で2桁のリードを奪ったキャブズだったが、後半は攻守ともに振るわず、マジックに逆転負けを喫した。(C)Getty Images

前半で2桁のリードを奪ったキャブズだったが、後半は攻守ともに振るわず、マジックに逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 現地時間3月16日(日本時間17日、日付は以下同)、クリーブランド・キャバリアーズはホームのロケット・アリーナで、オーランド・マジックと対戦した。

 16連勝中のキャブズは第1クォーターでダリアス・ガーランドが10得点をあげる活躍を見せ、38-25といきなり2桁のリードを奪う。第2クォーターも試合の主導権を握り、60-47で前半を折り返した。

 しかし、8点リードの第3クォーター終盤に27秒間で3つのターンオーバーを犯すと、そこからマジックに10連続得点を奪われて逆転を許す。さらに試合終盤には強みであるはずのオフェンスが不発に終わり、最終スコア103-108で敗戦。2月4日のボストン・セルティックス戦以来の黒星を喫した。

 チームはドノバン・ミッチェルが23得点、6リバウンド、5アシスト、ジャレット・アレンが20得点、12リバウンド、ガーランドが19得点、6リバウンド、4アシスト、2スティール、タイ・ジェロームが12得点、マックス・ストゥルースが10得点、6リバウンド、5アシストを記録。

 試合後にケニー・アトキンソンHC(ヘッドコーチ)は、「相手は非常に優れたディフェンシブチーム」とマジックを称えつつも、試合全体をこのように総括していた。
 
「今夜の我々は本来のボールムーブメントではなかった。アイソレーションを多用していたし、相手がトランジションをさせてくれなかった。何度も言うが、彼らのことを称えるべきだ。あれが彼らのアイデンティティであり、このリーグが我々を謙虚にしてくれる。今日の相手は間違いなくプレーオフチームで、対戦するのがタフなチームだった」

 鼠径部の痛みから3試合ぶりに出場したミッチェルはフィールドゴール成功率32.1%(9/28)、3ポイント成功率21.4%(3/14)と精彩を欠いたが、「僕らはオープンショットをいくつか落としてしまった。一番痛かったのは、終盤に(これまで)自分たちがやってきたような形で遂行できなかったこと」と悔やんでいた。

 連勝こそ止まったものの、キャブズは56勝11敗(勝率83.6%)で依然としてイースタン・カンファレンス首位を快走し、2位のセルティックス(49勝19敗/勝率72.1%)に7.5ゲーム差をつけている。

 チームは18日からウエストのチームとのアウェー5連戦がスタートする。ここで着実に勝利を重ねられれば、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)、ケビン・ラブ(現マイアミ・ヒート)のビッグ3を擁し、球団初優勝を成し遂げた2015-16シーズン以来のトップシード獲得が現実味を帯びてきそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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