現地時間3月27日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ゲイリー・ペイトン二世が左手親指の靭帯を部分断裂したため、1週間後に再検査を受けることを発表した。
ペイトン二世は25日のマイアミ・ヒート戦で同箇所を負傷。ウォリアーズ在籍5年目の今季はここまで58試合、平均14.9分に出場して6.6点、3.0リバウンド、1.3アシストにフィールドゴール成功率58.5%を記録し、ローテーションの一角を務めてきた。
現在アウェー6連戦中のチームはヒート戦を86-112で落として2連敗。ステフィン・カリーを骨盤の打撲のため2戦連続で欠き、シーズン全体では113.3(リーグ17位)を記録するオフェンシブ・レーティングが、この2試合は104.7へと急落している。
そのカリーは27日のチーム練習に復帰。6分間のスクリメージ(練習試合)をこなしたことで、28日のニューオリンズ・ペリカンズ戦に向けて、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はポジティブにこう話していた。
「すごく良かった。彼は普段こなしている個別のワークアウトもやっていくだろう。これは彼がいつもやっていることに対して(身体が)どのように反応するかを測るテストになる。私は楽観的だ」
37歳のスーパースターはキャリア16年目の今季も、平均24.2点、4.4リバウンド、6.0アシスト、1.07スティールに3ポイント成功率39.4%(平均4.4本成功)と躍動。コートに戻ることができれば、連敗脱出への期待も高まる。
なお、ウォリアーズは27日時点でウエスタン・カンファレンス7位の41勝31敗(勝率56.9%)。6位にいるロサンゼルス・クリッパーズとは同率ながら、直接対決で0勝3敗と全敗しているためタイブレークを握られており、8位のミネソタ・ティンバーウルブズ(41勝32敗/勝率56.2%)も0.5ゲーム差で肉薄している。
28日のペリカンズ戦も含めてレギュラーシーズン残り10試合。好守のペイトン二世はストッパー役も務めてきただけに、この終盤戦での離脱は大きな痛手だ。
「彼は先月、このチームでベストプレーヤーの1人になっていた。彼がいなくなるのは本当に辛い」という指揮官のコメントからも、ペイトン二世の存在の大きさが窺える。それと同時に、キープレーヤーの離脱は、他の選手たちにとって“新たな機会”にもなり得る。
カーHCはステップアップを期待する存在として、22歳の若武者の名前を挙げた。
「JK(ジョナサン・クミンガ)は相手チームのベストなオフェンシブプレーヤーへつくことになるだろう。フルコートで当たり、ゲイリーがやっていたように相手を困らせる役割を担うことになる。私はJKへその役割をこなせるか聞くつもりだ。効果的な働きができるなら、彼にとってミニッツ(出場時間)が増えるチャンスになる」
188cm・88kgのペイトン二世に対し、クミンガは201cm・102kgとサイズ面では一回り大きくなる。指揮官の狙いが的中すれば、ウォリアーズにとってはストッパー役の新たなオプションとなるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】ダンクシュート編集部が厳選!NBA史に燦然と輝くレジェンドスターたちを特集!!
ペイトン二世は25日のマイアミ・ヒート戦で同箇所を負傷。ウォリアーズ在籍5年目の今季はここまで58試合、平均14.9分に出場して6.6点、3.0リバウンド、1.3アシストにフィールドゴール成功率58.5%を記録し、ローテーションの一角を務めてきた。
現在アウェー6連戦中のチームはヒート戦を86-112で落として2連敗。ステフィン・カリーを骨盤の打撲のため2戦連続で欠き、シーズン全体では113.3(リーグ17位)を記録するオフェンシブ・レーティングが、この2試合は104.7へと急落している。
そのカリーは27日のチーム練習に復帰。6分間のスクリメージ(練習試合)をこなしたことで、28日のニューオリンズ・ペリカンズ戦に向けて、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はポジティブにこう話していた。
「すごく良かった。彼は普段こなしている個別のワークアウトもやっていくだろう。これは彼がいつもやっていることに対して(身体が)どのように反応するかを測るテストになる。私は楽観的だ」
37歳のスーパースターはキャリア16年目の今季も、平均24.2点、4.4リバウンド、6.0アシスト、1.07スティールに3ポイント成功率39.4%(平均4.4本成功)と躍動。コートに戻ることができれば、連敗脱出への期待も高まる。
なお、ウォリアーズは27日時点でウエスタン・カンファレンス7位の41勝31敗(勝率56.9%)。6位にいるロサンゼルス・クリッパーズとは同率ながら、直接対決で0勝3敗と全敗しているためタイブレークを握られており、8位のミネソタ・ティンバーウルブズ(41勝32敗/勝率56.2%)も0.5ゲーム差で肉薄している。
28日のペリカンズ戦も含めてレギュラーシーズン残り10試合。好守のペイトン二世はストッパー役も務めてきただけに、この終盤戦での離脱は大きな痛手だ。
「彼は先月、このチームでベストプレーヤーの1人になっていた。彼がいなくなるのは本当に辛い」という指揮官のコメントからも、ペイトン二世の存在の大きさが窺える。それと同時に、キープレーヤーの離脱は、他の選手たちにとって“新たな機会”にもなり得る。
カーHCはステップアップを期待する存在として、22歳の若武者の名前を挙げた。
「JK(ジョナサン・クミンガ)は相手チームのベストなオフェンシブプレーヤーへつくことになるだろう。フルコートで当たり、ゲイリーがやっていたように相手を困らせる役割を担うことになる。私はJKへその役割をこなせるか聞くつもりだ。効果的な働きができるなら、彼にとってミニッツ(出場時間)が増えるチャンスになる」
188cm・88kgのペイトン二世に対し、クミンガは201cm・102kgとサイズ面では一回り大きくなる。指揮官の狙いが的中すれば、ウォリアーズにとってはストッパー役の新たなオプションとなるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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