NBA6年目のシーズンも最終盤に差し掛かっている八村塁が、成長を示す節目の記録に到達した。
現地時間4月9日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でダラス・マーベリックス戦に臨み、112-97で快勝。今季2試合を残してウエスタン・カンファレンスの6位以上が確定し、3年連続のプレーオフ進出を決めた(49勝31敗で現在3位)。
この日の主役は、今年2月まで6年半を過ごした古巣のホームコートで45得点を叩き出したルカ・ドンチッチだったが、八村もチーム3位の15得点を奪って勝利に貢献。3本の3ポイントを沈め、シーズンの総成功数が初めて100本台に到達した。
地元の富山県でバスケットボールを始めた中学時代、日本バスケ界を席巻した高校時代とも、身体能力に優れたインサイドプレーヤーとして活躍してきた八村。当時から柔らかなシュートタッチを持ってはいたものの、積極的に3ポイントシュートを打つようなスタイルではなかった。
NBAでも1年目は48試合で25本(成功率28.7%)、2年目も57試合で45本(同32.8%)と1試合平均成功数は1本以下。それでも地道にフォームの改善や意識改革に取り組み、3年目は42試合で55本、成功率44.7%の数字を残した。
シーズン途中にレイカーズに移籍した4年目こそ63試合で51本(同31.9%)と停滞したものの、68試合に出場した昨季は自己最多を大幅に上回る98本を決め、成功率は42.2%でリーグ12位に名を連ねた。
そして今季はついに初の100本超えを達成。2月末から約1か月の離脱があり、出場は58試合にとどまるも、245本中101本の3ポイントを成功。平均試投数(4.2)、同成功数(1.7)ともキャリアハイ、成功率は41.2%で堂々のチームトップ、リーグ全体では24位にランクしている。
なお、現時点で100本以上の3ポイントを沈めている選手はリーグに134人いるが、成功率が4割を超えているのは32人。そのうち2年連続の40%台をクリアしようとしているのは八村を含め11人しかいない。
名門レイカーズで先発の座を不動にし、ディフェンスの成長も含めてリーグ有数の“3&D”として頭角を現わした今季。迎えるポストシーズンでもその長距離砲に期待だ。
■NBA3ポイント成功率ランキング
※現地4月9日時点。チーム名は略称。カッコ内の数字は、成功数/試投数。
1位:ザック・ラビーン(キングス)/44.6%(231/518)
2位:ハリソン・バーンズ(スパーズ)/43.8%(154/352)
3位:キーオン・エリス(キングス)/43.6%(137/314)
4位:トーリアン・プリンス(バックス)/43.6%(142/326)
5位:ニコラ・バトゥーム(クリッパーズ)/43.3%(88/203)
6位:タイ・ジェローム(キャバリアーズ)/43.3%(107/247)
7位:ヴィト・クレイチ(ホークス)/43.3%(87/201)
8位:ルーク・ケナード(グリズリーズ)/43.2%(111/257)
9位:ケビン・デュラント(サンズ)/43.0%(160/372)
10位:アーロン・ネスミス(ペイサーズ)/42.8%(80/187)
11位:AJ・グリーン(バックス)/42.6%(149/350)
12位:グレイソン・アレン(サンズ)/42.1%(142/337)
12位:カール・アンソニー・タウンズ(ニックス)/42.1%(142/337)
14位:ブライス・センサボー(ジャズ)/42.1%(146/347)
15位:ノーマン・パウエル(クリッパーズ)/42.0%(176/419)
16位:アレック・バークス(ヒート)/42.0%(84/200)
17位:マイク・コンリー(ウルブズ)/41.9%(127/303)
18位:クリスタプス・ポルジンギス(セルティックス)/41.6%(101/243)
19位:ロイス・オニール(サンズ)/41.5%(178/429)
20位:ゲイリー・トレントJr.(バックス)/41.5%(173/413)
21位:タイアス・ジョーンズ(サンズ)/41.4%(161/389)
22位:ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)/41.4%(134/324)
23位:マリーク・ビーズリー(ピストンズ)/41.3%(305/738)
24位:八村塁(レイカーズ)/41.2%(101/245)
25位:ルージェンツ・ドート(サンダー)/41.2%(170/413)
構成●ダンクシュート編集部
【NBA】ドンチッチが古巣初凱旋で45得点!八村塁も15得点と援護し、レイカーズが3年連続のプレーオフ進出決定<DUNKSHOOT>
現地時間4月9日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でダラス・マーベリックス戦に臨み、112-97で快勝。今季2試合を残してウエスタン・カンファレンスの6位以上が確定し、3年連続のプレーオフ進出を決めた(49勝31敗で現在3位)。
この日の主役は、今年2月まで6年半を過ごした古巣のホームコートで45得点を叩き出したルカ・ドンチッチだったが、八村もチーム3位の15得点を奪って勝利に貢献。3本の3ポイントを沈め、シーズンの総成功数が初めて100本台に到達した。
地元の富山県でバスケットボールを始めた中学時代、日本バスケ界を席巻した高校時代とも、身体能力に優れたインサイドプレーヤーとして活躍してきた八村。当時から柔らかなシュートタッチを持ってはいたものの、積極的に3ポイントシュートを打つようなスタイルではなかった。
NBAでも1年目は48試合で25本(成功率28.7%)、2年目も57試合で45本(同32.8%)と1試合平均成功数は1本以下。それでも地道にフォームの改善や意識改革に取り組み、3年目は42試合で55本、成功率44.7%の数字を残した。
シーズン途中にレイカーズに移籍した4年目こそ63試合で51本(同31.9%)と停滞したものの、68試合に出場した昨季は自己最多を大幅に上回る98本を決め、成功率は42.2%でリーグ12位に名を連ねた。
そして今季はついに初の100本超えを達成。2月末から約1か月の離脱があり、出場は58試合にとどまるも、245本中101本の3ポイントを成功。平均試投数(4.2)、同成功数(1.7)ともキャリアハイ、成功率は41.2%で堂々のチームトップ、リーグ全体では24位にランクしている。
なお、現時点で100本以上の3ポイントを沈めている選手はリーグに134人いるが、成功率が4割を超えているのは32人。そのうち2年連続の40%台をクリアしようとしているのは八村を含め11人しかいない。
名門レイカーズで先発の座を不動にし、ディフェンスの成長も含めてリーグ有数の“3&D”として頭角を現わした今季。迎えるポストシーズンでもその長距離砲に期待だ。
■NBA3ポイント成功率ランキング
※現地4月9日時点。チーム名は略称。カッコ内の数字は、成功数/試投数。
1位:ザック・ラビーン(キングス)/44.6%(231/518)
2位:ハリソン・バーンズ(スパーズ)/43.8%(154/352)
3位:キーオン・エリス(キングス)/43.6%(137/314)
4位:トーリアン・プリンス(バックス)/43.6%(142/326)
5位:ニコラ・バトゥーム(クリッパーズ)/43.3%(88/203)
6位:タイ・ジェローム(キャバリアーズ)/43.3%(107/247)
7位:ヴィト・クレイチ(ホークス)/43.3%(87/201)
8位:ルーク・ケナード(グリズリーズ)/43.2%(111/257)
9位:ケビン・デュラント(サンズ)/43.0%(160/372)
10位:アーロン・ネスミス(ペイサーズ)/42.8%(80/187)
11位:AJ・グリーン(バックス)/42.6%(149/350)
12位:グレイソン・アレン(サンズ)/42.1%(142/337)
12位:カール・アンソニー・タウンズ(ニックス)/42.1%(142/337)
14位:ブライス・センサボー(ジャズ)/42.1%(146/347)
15位:ノーマン・パウエル(クリッパーズ)/42.0%(176/419)
16位:アレック・バークス(ヒート)/42.0%(84/200)
17位:マイク・コンリー(ウルブズ)/41.9%(127/303)
18位:クリスタプス・ポルジンギス(セルティックス)/41.6%(101/243)
19位:ロイス・オニール(サンズ)/41.5%(178/429)
20位:ゲイリー・トレントJr.(バックス)/41.5%(173/413)
21位:タイアス・ジョーンズ(サンズ)/41.4%(161/389)
22位:ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)/41.4%(134/324)
23位:マリーク・ビーズリー(ピストンズ)/41.3%(305/738)
24位:八村塁(レイカーズ)/41.2%(101/245)
25位:ルージェンツ・ドート(サンダー)/41.2%(170/413)
構成●ダンクシュート編集部
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