レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と同じ2003年ドラフト組として活躍した元NBA選手のカーメロ・アンソニーは、25年のバスケットボール殿堂入りが決まった。
リーグ史に名を残すスターは、所属したデンバー・ナゲッツとニューヨーク・ニックスで永久欠番となることを望んでいるが、ニューヨークの番記者は名門ニックスでの永久欠番は可能性が低いと見解を述べている。
03年のドラフト全体3位指名でナゲッツ入りしたカーメロは、ルーキーイヤーからエースとして君臨。デビューから14シーズン連続で平均20点以上、ナゲッツ時代の2006-07シーズンにリーグ2位の平均28.9点、ニックス在籍時の12-13シーズンには平均28.7点で得点王獲得と、同世代屈指のスコアラーとして名を馳せた。
現役時代はナゲッツ、ニックスのほか、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、レイカーズでプレーし、歴代10位の通算2万8289得点を記録。優勝には届かなかったが、NBA75周年記念チームにも選出され、今年の殿堂入りも決まった。
カーメロは現地時間4月5日(日本時間6日)、「デンバーとニューヨーク。両方の(アリーナの)天井で、あのジャージーを見てみたいね」と、ナゲッツでの15番、ニックスで7番の永久欠番に意欲を見せていた。
しかし、『ニューヨーク・ポスト』のステフォン・ボンディ記者は米メディア『FanDuel TV』の人気ポッドキャスト番組『Run It Back』で、ニックスはOBのバーナード・キングの30番を永久欠番にしない限り、カーメロの7番を永久欠番にすることはないだろうとの見解を示した。
「(1965~73年に在籍した)ディック・バーネットは(70、72年に)優勝して永久欠番になっている。カーメロ・アンソニーの永久欠番に異論を唱える根拠は、バーナード・キングが欠番になっていないことだ。人々は彼らのキャリアを同じように見ている。2人は偉大なスコアラーだが、プレーオフではあまり結果を残せなかった。だから、バーナード・キングが欠番になるまで、カーメロ・アンソニーは欠番にすることはできないという主張だ」
キングは82~87年にチームに在籍。84-85シーズンには平均32.9点で得点王に輝き、オールNBA1stチームにも選出された。ニックスでは計206試合で平均26.5点、フィールドゴール成功率54.3%を記録し、13年に殿堂入りも果たしているが、カーメロと同じくリーグタイトルは獲得できなかった。ボンディ記者は、ニックスは組織として勝利と優勝を重んじていると付け加えた。
一方、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は自身のポッドキャスト『The Draymond Green Show with Baron Davis』で、カーメロについて「(7番は)間違いなくニックスで永久欠番になるだろう。(15番も)ナゲッツで永久欠番になるべきだと思う」と主張している。
マイアミ・ヒートのパット・ライリー球団社長からも、「史上最高の選手の1人」と称されたカーメロ。ナゲッツとニックスで永久欠番となる日は訪れるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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一方、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は自身のポッドキャスト『The Draymond Green Show with Baron Davis』で、カーメロについて「(7番は)間違いなくニックスで永久欠番になるだろう。(15番も)ナゲッツで永久欠番になるべきだと思う」と主張している。
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