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NBA

「レブロン時代に優勝と満場一致のMVPは重みがある」カリーがあと1回頂点に立てばキング以上の存在に?名手ピアースが言及<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.04.22

ピアースは、カリー(右)がもう1回勝すれば、レブロン(左)よりも偉大な存在になると語った。(C)Getty Images

ピアースは、カリー(右)がもう1回勝すれば、レブロン(左)よりも偉大な存在になると語った。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、言わずと知れた現代NBAのスーパースターだ。将来の殿堂入りは確実視されているが、元NBA選手のポール・ピアース(元ボストン・セルティックス)は、あと1回優勝すれば“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)よりも偉大になる可能性を指摘している。

 2009年にNBA入りしたカリーは、これまでリーグ優勝4回、シーズンMVP2回、ファイナルMVP1回、得点王2回、史上初の通算3ポイント成功数4000本突破など、数々の功績を誇る。37歳となった今季も平均24.5点をあげ、チームを2年ぶりのプレーオフ進出に導いた。

 バスケットボールそのものを変えたとも言われる稀代のシューターだが、レブロンらに比べると、史上最高の選手(GOAT)の論争に名前が出てくることは少ない。そのなかで、ピアースは『Fox Sports 1』の番組『SPEAK』で、引退までにあと1回優勝してリーグタイトル数を5つに伸ばせば、レブロン以上の評価を得る可能性もあると述べた。

「もし、ステフ・カリーがもう1回優勝し、ファイナルMVPを獲得したら、我々は非常に、非常に、非常に、非常に厄介な会話をすることになるだろう。なぜだかわかるかい? レブロンの時代に、彼は異なる3つのスカッドで5つのタイトルを獲得したことを意味する。KD(ケビン・デュラント)加入以前、KDがいた時代、そしてKD退団後だ。

 そのうちの3回は、(カリーの周囲に)トップ75の選手がいなくても優勝できただろう。私の目には、彼がレブロンのいるこの時代の勝者に映る。ということは、彼はレブロンよりも偉大なんじゃないかと教えてくれている気がする」
 
 カリーはファイナルに計6回出場し、2連覇を含めて4度の優勝を経験。デュラント(現フェニックス・サンズ)退団後の22年にも頂点に立った。一方のレブロンはファイナルに10回出場し、マイアミ・ヒートで2回、クリーブランド・キャバリアーズで1回、レイカーズで1回と計4回優勝している。

 ピアースは「カリーは時代を制した。レブロン時代に優勝と満場一致のMVPは重みがある。今までになかったことだ。レブロンも偉大な選手だが、もしステフがあと2回優勝したらマイケル・ジョーダンと並ぶことになる。彼は時代を勝ち取るんだ。レブロン、KD、カリー。今がその時代だろ? 彼が5回優勝し、レブロンが4回。本当に厄介なことになるだろうね」

 はたして、カリーはウォリアーズの大黒柱として5個目のリーグタイトルを手にできるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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