2015年から8年間で4度NBAの頂点に立ったゴールデンステイト・ウォリアーズが復活の兆しを見せている。
就任11年目のスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の下、今季のチームはオールスター後の15試合で13勝をあげ、4月に入ってもレブロン・ジェームズ&ルカ・ドンチッチ擁するロサンゼルス・レイカーズ、ニコラ・ヨキッチ率いるデンバー・ナゲッツに連勝。現地時間4月8日(日本時間9日、日付は以下同)にはアウェーでフェニックス・サンズを133-95で一蹴し、昨季の成績を上回る47勝目(32敗)をマークした。
ウォリアーズにとって大きなターニングポイントになったのが、今年2月6日のトレード期限最終日にマイアミ・ヒートからジミー・バトラーを獲得したことだろう。
経験豊富な35歳のウイングは加入後の27試合で平均16.9点、5.7リバウンド、5.7アシスト、1.67スティールを記録。献身的かつオールラウンドな働きで大黒柱のステフィン・カリー(平均24.4点、6.1アシスト)の負担を軽減し、同じ熱血漢タイプのドレイモンド・グリーン(平均9.0点、6.1リバウンド、5.6アシスト)とも上手く共存している。
プレーオフに向けてファンの期待が高まるなか、現地メディア『95.7 The Game』のインタビューで、ウォリアーズレジェンドのクリス・マリンがカリーとバトラーのデュオと、現在のチームを絶賛した。
「私にとって、ステフとジミーはレブロンとルカに匹敵する存在だ。それにロスター全体を比べても、(レイカーズより)ウォリアーズの方が圧倒的に優れているね」
球団OBとして多少の贔屓はあるかもしれないが、カリーとバトラーが揃って出場した試合でチームは21勝3敗と驚異的な成績を残している(レブロン&ドンチッチは13勝8敗)。現在のNBAで最も成功しているコンビのひとつであることは疑いようがない。
さらに成長著しいガードのブランディン・ポジェムスキーとフォワードのジョナサン・クミンガ、経験豊富なビッグマンのケボン・ルーニー、守備職人のゲイリー・ペイトン二世、ピュアシューターのバディ・ヒールドなどサポートメンバーも充実している。
またマリンは、グリーンのディフェンス面での働きを称賛していた。
「彼はスイッチやディフェンスの指示が本当に上手い。(相手オフェンスが)アクションを起こす前に抑え込むんだ。数字に表われないけど、彼が事前にすべてを片付けてるんだよ」
バトラー加入によって輝きを取り戻したウォリアーズ。昨季はプレーインで敗れ、3年ぶりにプレーオフを逃す屈辱を味わったが、カリーとバトラーを中心に攻守とロスターのバランスが取れた今年のチームは、大舞台で上位進出が期待できそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
「スタッツなんて全く気にしていない」米識者がバトラーを称賛「彼がこなしているのは2015年のイグダーラそのもの」<DUNKSHOOT>
「俺たちは優勝する」バトラーを獲得したウォリアーズの王座奪還にグリーンは自信「彼が加入して“勝てる”と信じられるんだ」<DUNKSHOOT>
「ファイナルの話はやめてくれ」ウォリアーズの目下の目標は“プレーオフ進出”とカーHCが強調<DUNKSHOOT>
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ウォリアーズにとって大きなターニングポイントになったのが、今年2月6日のトレード期限最終日にマイアミ・ヒートからジミー・バトラーを獲得したことだろう。
経験豊富な35歳のウイングは加入後の27試合で平均16.9点、5.7リバウンド、5.7アシスト、1.67スティールを記録。献身的かつオールラウンドな働きで大黒柱のステフィン・カリー(平均24.4点、6.1アシスト)の負担を軽減し、同じ熱血漢タイプのドレイモンド・グリーン(平均9.0点、6.1リバウンド、5.6アシスト)とも上手く共存している。
プレーオフに向けてファンの期待が高まるなか、現地メディア『95.7 The Game』のインタビューで、ウォリアーズレジェンドのクリス・マリンがカリーとバトラーのデュオと、現在のチームを絶賛した。
「私にとって、ステフとジミーはレブロンとルカに匹敵する存在だ。それにロスター全体を比べても、(レイカーズより)ウォリアーズの方が圧倒的に優れているね」
球団OBとして多少の贔屓はあるかもしれないが、カリーとバトラーが揃って出場した試合でチームは21勝3敗と驚異的な成績を残している(レブロン&ドンチッチは13勝8敗)。現在のNBAで最も成功しているコンビのひとつであることは疑いようがない。
さらに成長著しいガードのブランディン・ポジェムスキーとフォワードのジョナサン・クミンガ、経験豊富なビッグマンのケボン・ルーニー、守備職人のゲイリー・ペイトン二世、ピュアシューターのバディ・ヒールドなどサポートメンバーも充実している。
またマリンは、グリーンのディフェンス面での働きを称賛していた。
「彼はスイッチやディフェンスの指示が本当に上手い。(相手オフェンスが)アクションを起こす前に抑え込むんだ。数字に表われないけど、彼が事前にすべてを片付けてるんだよ」
バトラー加入によって輝きを取り戻したウォリアーズ。昨季はプレーインで敗れ、3年ぶりにプレーオフを逃す屈辱を味わったが、カリーとバトラーを中心に攻守とロスターのバランスが取れた今年のチームは、大舞台で上位進出が期待できそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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