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NBA

「ウィリー・グリーンはポテンシャルを完全には引き出せていない」名手KGがザイオンに移籍を推奨「特別になれるチャンスがある」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.04.29

ポテンシャルは申し分ないザイオンだが、ケガの多さやウエイト問題で欠場も多く、大ブレイクには至っていない。(C)Getty Images

ポテンシャルは申し分ないザイオンだが、ケガの多さやウエイト問題で欠場も多く、大ブレイクには至っていない。(C)Getty Images

 ニューオリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは2019年のドラフト全体1位指名ながら、NBA入りから6年が経過した今も、秘めたるポテンシャルを最大限に発揮できているとは言い難い。元NBA選手のケビン・ガーネット(KG)は、他チームへの移籍も選択肢として勧めている。

 ザイオンは名門デューク大から、2019年ドラフト全体1位指名でペリカンズへ入団。鳴り物入りでNBAの世界に飛び込んだが、ヒザの故障で出遅れ、ルーキーイヤーは平均22.4点、6.3リバウンドをあげたものの24試合の出場に終わった。

 2年目の2020-21シーズンこそ61試合に出場して平均27.0点、7.2リバウンドをあげてオールスター出場も果たしたが、翌シーズンは右足の第5中足骨骨折の影響で全休。22-23シーズンは29試合で平均26.0点、7.0リバウンド、昨季は自己最多の70試合に出場して平均22.9点、5.8リバウンドを稼いだものの、ロサンゼルス・レイカーズとのプレーイン・トーナメントで左足のハムストリングを負傷してプレーオフは欠場を余儀なくされた。

 さらに今季も平均24.6点、7.2リバウンドを記録した一方でコートに立ったのは30試合と、ケガやウェイトオーバーの問題によりNBA入り後の稼働率は半分以下となっている。
 
 今季終了後にペリカンズはデイビッド・グリフィンGM(ゼネラルマネージャー)を解任し、ジョー・デュマースが後任に。ブルックリン・ネッツへのトレードの噂も挙がっているザイオンだが、殿堂入り選手のKGは『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組『The Ticket and The Truth』で、「ザイオンがどこでプレーしたいかによる」と述べた。

 同じく殿堂入り選手のポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)は「彼はニューオリンズでハッピーだ」と、ザイオンの残留支持の姿勢を見せたが、KGは「聞くんだ!」と自身の見解を続けた。

「ウィリー・グリーン(ヘッドコーチ)はザイオンのポテンシャルを完全には引き出せていない。彼が上手くチームを導いていたら、とっくにザイオンはスーパースターになっていたはずだ。ザイオン、君は特別な存在になるチャンスがある。何度も言っているが、小難しいことは言っていない。君なら偉大になれると言っているんだ」

 ピアースは「ハードに指導している」とグリーンの手腕のせいではないと主張したものの、頭打ち状態が続く今、ザイオンは違う環境に身を置くべきなのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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