NBAファイナル進出の夢は道半ばで途絶えたが、今季の八村塁は確かな進化を示すシーズンとなった。
2019年のドラフトから6年、名門ロサンゼルス・レイカーズに加入してから3年目の今季、八村はレギュラーシーズンで59試合に出場し、平均13.1点を記録。
ヒザの故障により2月末から約3週間にわたって離脱を余儀なくされた影響で、昨季の数字(68試合・平均13.6点)からは下がったものの、先発出場数はワシントン・ウィザーズ時代の2020-21シーズンに並ぶ自己最多の57試合を数えた。
就任1年目のJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)の信頼を勝ち取り、故障明けの2戦を除く全試合でスターターに抜擢。それも、ハイレベルなウエスタン・カンファレンスで3位となる50勝32敗(勝率61.0%)をマークしたチームで不動の地位を築いたのだから、なおさら価値がある。
ウィザーズ在籍中はすべて勝率5割以下、レイカーズ移籍後はシーズンを通して先発を任されることがなかった八村にとって、常に大きな期待と責任を背負って戦ったシーズンとなった。
チームとしては5年ぶり、自身としては初めて上位シードを掴んで臨んだプレーオフでも、八村は自身の役割を全うした。
今季大きな成長を見せた守備では、持ち前の身体の強さを発揮し、ミネソタ・ティンバーウルブズの2大ビッグマン、ジュリアス・ランドル&ルディ・ゴベアとマッチアップ。時にはリーグ最高級のガードのアンソニー・エドワーズのマークも請け負い、スモールラインナップで戦ったレイカーズの生命線となった。
攻めてもシリーズ5試合を通じてチームトップとなるフィールドゴール成功率(49.1%)と3ポイント成功率(48.4%)を記録。特にチームが劣勢の第4戦は3ポイント10本中5本成功で23得点、第5戦は8本中5本成功で同じく23得点を稼いだ。
ちなみに、レイカーズのプレーオフの歴史において、2試合連続で3ポイント5本成功+20得点以上をマークしたのは、現チームメイトのオースティン・リーブス(2023年カンファレンス決勝第1、2戦)と今回の八村だけだ。
平均出場時間がシーズン中の31.7分から36.4分へと増加したのも、替えが効かない存在として指揮官に頼りにされた証。ヒザの状態が万全ではなく、鼻を負傷した第2戦以降はフェイスマスクを着用してコートに立ち続けた八村を、レディックHCは「戦士」と称えた。
奮闘むなしく1勝4敗で2年連続の1回戦敗退に終わったが、今回披露した大舞台でのパフォーマンスは、さらなる伸びしろを感じさせるものだった。
■八村塁2024-25シーズン成績
【レギュラーシーズン】
出場試合数:59(先発57)
平均出場時間:31.7
平均得点:13.1
フィールドゴール成功率:50.9%
3ポイント成功率:41.3%
フリースロー成功率:77.0%
平均リバウンド:5.0
平均アシスト:1.4
【プレーオフ】
出場試合数:5(先発5)
平均出場時間:36.4
平均得点:14.8
フィールドゴール成功率:49.1%
3ポイント成功率:48.4%
フリースロー成功率:100%
平均リバウンド:4.6
平均アシスト:1.0
構成●ダンクシュート編集部
【NBAプレーオフ】レイカーズ、奮闘及ばず1回戦敗退。八村塁がチーム2位の23得点もウルブズの高さに屈する<DUNKSHOOT>
【NBAプレーオフ】八村塁が5本の3ポイントを含む23得点と躍動!しかしレイカーズはウルブズに惜敗し、シリーズ1勝3敗と崖っぷちに<DUNKSHOOT>
2019年のドラフトから6年、名門ロサンゼルス・レイカーズに加入してから3年目の今季、八村はレギュラーシーズンで59試合に出場し、平均13.1点を記録。
ヒザの故障により2月末から約3週間にわたって離脱を余儀なくされた影響で、昨季の数字(68試合・平均13.6点)からは下がったものの、先発出場数はワシントン・ウィザーズ時代の2020-21シーズンに並ぶ自己最多の57試合を数えた。
就任1年目のJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)の信頼を勝ち取り、故障明けの2戦を除く全試合でスターターに抜擢。それも、ハイレベルなウエスタン・カンファレンスで3位となる50勝32敗(勝率61.0%)をマークしたチームで不動の地位を築いたのだから、なおさら価値がある。
ウィザーズ在籍中はすべて勝率5割以下、レイカーズ移籍後はシーズンを通して先発を任されることがなかった八村にとって、常に大きな期待と責任を背負って戦ったシーズンとなった。
チームとしては5年ぶり、自身としては初めて上位シードを掴んで臨んだプレーオフでも、八村は自身の役割を全うした。
今季大きな成長を見せた守備では、持ち前の身体の強さを発揮し、ミネソタ・ティンバーウルブズの2大ビッグマン、ジュリアス・ランドル&ルディ・ゴベアとマッチアップ。時にはリーグ最高級のガードのアンソニー・エドワーズのマークも請け負い、スモールラインナップで戦ったレイカーズの生命線となった。
攻めてもシリーズ5試合を通じてチームトップとなるフィールドゴール成功率(49.1%)と3ポイント成功率(48.4%)を記録。特にチームが劣勢の第4戦は3ポイント10本中5本成功で23得点、第5戦は8本中5本成功で同じく23得点を稼いだ。
ちなみに、レイカーズのプレーオフの歴史において、2試合連続で3ポイント5本成功+20得点以上をマークしたのは、現チームメイトのオースティン・リーブス(2023年カンファレンス決勝第1、2戦)と今回の八村だけだ。
平均出場時間がシーズン中の31.7分から36.4分へと増加したのも、替えが効かない存在として指揮官に頼りにされた証。ヒザの状態が万全ではなく、鼻を負傷した第2戦以降はフェイスマスクを着用してコートに立ち続けた八村を、レディックHCは「戦士」と称えた。
奮闘むなしく1勝4敗で2年連続の1回戦敗退に終わったが、今回披露した大舞台でのパフォーマンスは、さらなる伸びしろを感じさせるものだった。
■八村塁2024-25シーズン成績
【レギュラーシーズン】
出場試合数:59(先発57)
平均出場時間:31.7
平均得点:13.1
フィールドゴール成功率:50.9%
3ポイント成功率:41.3%
フリースロー成功率:77.0%
平均リバウンド:5.0
平均アシスト:1.4
【プレーオフ】
出場試合数:5(先発5)
平均出場時間:36.4
平均得点:14.8
フィールドゴール成功率:49.1%
3ポイント成功率:48.4%
フリースロー成功率:100%
平均リバウンド:4.6
平均アシスト:1.0
構成●ダンクシュート編集部
【NBAプレーオフ】レイカーズ、奮闘及ばず1回戦敗退。八村塁がチーム2位の23得点もウルブズの高さに屈する<DUNKSHOOT>
【NBAプレーオフ】八村塁が5本の3ポイントを含む23得点と躍動!しかしレイカーズはウルブズに惜敗し、シリーズ1勝3敗と崖っぷちに<DUNKSHOOT>