現地4月19日に開幕したNBAのプレーオフは、5月4日よりカンファレンス・セミファイナルがスタート。4カードのうち、初戦を迎えた3カードが下位シードチームの白星発進となった。
イースタン・カンファレンスでは4日、第4シードのインディアナ・ペイサーズが、今季64勝をマークした首位クリーブランド・キャバリアーズを敵地で撃破。翌5日には第3シードのニューヨーク・ニックスが、第2シードで昨季王者のボストン・セルティックスを延長の末に3点差で下した。
ウエスタン・カンファレンスでも5日、第4シードのデンバー・ナゲッツが今季リーグ最高勝率(68勝14敗/82.9%)を記録したオクラホマシティ・サンダーに121-119で勝利を収めた。
1回戦でメンフィス・グリズリーズをスウィープ(4連勝)し、8日間の休養があったサンダーに対し、ナゲッツはロサンゼルス・クリッパーズとの第7戦に及ぶ激闘から中1日。立ち上がりこそリードを奪ったナゲッツだったが、第1クォーター終盤に逆転を許して以降はサンダーの後を追う我慢の時間帯が続く。
第2クォーター、第3クォーターは終始ビハインドを背負い、第4クォーターも残り6分半時点で95-108と13点差の苦しい状況。それでも2シーズン前の王者は、ここから驚異の粘りを発揮する。
ニコラ・ヨキッチの3ポイントを皮切りにフリースローなどで着実に点差を詰めると、残り1分7秒にはヨキッチの2本目の長距離砲で114-115と1点差に。残り11秒に3点差に広げられるも、直後の攻撃でリードするサンダー側が故意にファウルしてナゲッツが2本のフリースローを獲得。
これをアーロン・ゴードンが確実に沈めると、次のターンではナゲッツもファウルゲームを仕掛ける。するとサンダーはチェット・ホルムグレンがフリースローを2本とも失敗。残り7秒、リバウンドを拾ったナゲッツはラッセル・ウエストブルックからパスを受けたゴードンが値千金の逆転3ポイントを決め、土壇場の大逆転で劇的勝利を収めた。
敵地で大きな1勝を掴んだナゲッツは、主砲ヨキッチが第4クォーターの18点を含む42得点、22リバウンド、6アシストと大車輪の働きを披露。逆転弾を沈めたゴードンが22得点、14リバウンド、ジャマール・マレーが21得点、ウエストブルックがベンチから18得点を供給した。
プレーオフはすべてのラウンドが最大7戦の4戦先勝方式。まだまだ勝負の行方はわからないとはいえ、下位シードが敵地で先勝したことで、各シリーズとも長期戦になりそうな気配が漂っている。
6日(日本時間7日)には残りの1カードであるゴールデンステイト・ウォリアーズ(第7シード)対ミネソタ・ティンバーウルブズ(第6シード)のシリーズが幕を開ける。1回戦でアップセットした者同士の対戦も、白熱の戦いになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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ウエスタン・カンファレンスでも5日、第4シードのデンバー・ナゲッツが今季リーグ最高勝率(68勝14敗/82.9%)を記録したオクラホマシティ・サンダーに121-119で勝利を収めた。
1回戦でメンフィス・グリズリーズをスウィープ(4連勝)し、8日間の休養があったサンダーに対し、ナゲッツはロサンゼルス・クリッパーズとの第7戦に及ぶ激闘から中1日。立ち上がりこそリードを奪ったナゲッツだったが、第1クォーター終盤に逆転を許して以降はサンダーの後を追う我慢の時間帯が続く。
第2クォーター、第3クォーターは終始ビハインドを背負い、第4クォーターも残り6分半時点で95-108と13点差の苦しい状況。それでも2シーズン前の王者は、ここから驚異の粘りを発揮する。
ニコラ・ヨキッチの3ポイントを皮切りにフリースローなどで着実に点差を詰めると、残り1分7秒にはヨキッチの2本目の長距離砲で114-115と1点差に。残り11秒に3点差に広げられるも、直後の攻撃でリードするサンダー側が故意にファウルしてナゲッツが2本のフリースローを獲得。
これをアーロン・ゴードンが確実に沈めると、次のターンではナゲッツもファウルゲームを仕掛ける。するとサンダーはチェット・ホルムグレンがフリースローを2本とも失敗。残り7秒、リバウンドを拾ったナゲッツはラッセル・ウエストブルックからパスを受けたゴードンが値千金の逆転3ポイントを決め、土壇場の大逆転で劇的勝利を収めた。
敵地で大きな1勝を掴んだナゲッツは、主砲ヨキッチが第4クォーターの18点を含む42得点、22リバウンド、6アシストと大車輪の働きを披露。逆転弾を沈めたゴードンが22得点、14リバウンド、ジャマール・マレーが21得点、ウエストブルックがベンチから18得点を供給した。
プレーオフはすべてのラウンドが最大7戦の4戦先勝方式。まだまだ勝負の行方はわからないとはいえ、下位シードが敵地で先勝したことで、各シリーズとも長期戦になりそうな気配が漂っている。
6日(日本時間7日)には残りの1カードであるゴールデンステイト・ウォリアーズ(第7シード)対ミネソタ・ティンバーウルブズ(第6シード)のシリーズが幕を開ける。1回戦でアップセットした者同士の対戦も、白熱の戦いになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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