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NBA

ヤニスは今夏にバックスを去るのか?米識者が移籍先候補にロケッツ、サンダーなど5チームを列挙<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.07

ヤニスはプロ入りから12年間バックス一筋でプレーを続けてきたが、今夏にトレードが噂されている。(C)Getty Images

ヤニスはプロ入りから12年間バックス一筋でプレーを続けてきたが、今夏にトレードが噂されている。(C)Getty Images

 今年のNBAのオフシーズンで大きな注目を集めているのが、ミルウォーキー・バックスのフランチャイズプレーヤー、ヤニス・アデトクンボの動向だ。

 所属するバックスは今年のプレーオフ1回戦でインディアナ・ペイサーズに1勝4敗で敗退。シリーズ中には相棒のデイミアン・リラードが左アキレス腱断裂の大ケガを負い、来季の大半を欠場する見込みとなっている。

 チームは2021年にヤニス、クリス・ミドルトン(現ワシントン・ウィザーズ)、ドリュー・ホリデー(現ボストン・セルティックス)を中心にフランチャイズ史上2度目のチャンピオンに輝いたものの、翌年はカンファレンス準決勝でボストン・セルティックスに連覇を阻まれ、過去3年はいずれも1回戦で敗れ去った。

 近年は主力のケガと高齢化などで優勝とは無縁のシーズンが続いていることもあり、30歳のヤニスにはトレードの噂も聞かれる。

『The Ringer』の創設者であるビル・シモンズは、先週自身のポッドキャスト番組『The Bill Simmons Podcast』でヤニスの移籍先候補として、ヒューストン・ロケッツ、ブルックリン・ネッツ、オクラホマシティ・サンダー、ニューヨーク・ニックス、オーランド・マジックの5チームを挙げていた。

「ヒューストンは検討すべきチームだと思う。ヒューストンなら、4対1のトレードに(ドラフト)指名権を組み合わせてヤニスを獲得しつつ、(現在の)主力を何人かキープして強いチームを作ることができる。ブルックリンは有力候補として噂されているけど、彼らが競争力を保ちながら十分な指名権をミルウォーキーに渡せるかは疑問だ。
 
 OKC(サンダー)も当然候補に入る。あとはニックス。(カール・アンソニー)タウンズと、(OG)アヌノビーか(ミケル)ブリッジズのどちらかを含めたパッケージでのヤニス獲得案もあるけど、正直現実的ではないと思う。そして(『The Ringer』のシニア)プロデューサーのスティーブ・チェルッティが推すマジック。パオロ(バンケロ)をヤニスのために差し出すことはたぶんないだろうけど、フランツ(ヴァグナー)とアンソニー・ブラック、それに大量の指名権なら可能性はあるかもしれない」

 さらにシモンズは最新のポッドキャストでサンダーをピックアップし、「仮にバックスがヤニスをトレードに出す場合、オクラホマシティ・サンダーとの交渉ではチェット・ホルムグレンを絶対に含めるべきだ」と主張した。

「OKCが今年優勝を逃したら、なぜ勝てなかったのかを真剣に考えるはずだ。あれだけの戦力とデータが揃っていたんだからね。サム・プレスティ(ゼネラルマネージャー)は普段冷静だけど、何か動かなければいけない時が来る。いくら資産や指名権を持っていても、それを活用しなければ意味がない。だからミルウォーキーは『チェットが含まれないなら、この話は終わりだ』とはっきり言うべきだ」

 サンダーは今後7年間で13本の1巡目指名権と17本の2巡目指名権を保有しており、もし本格的な交渉が始まれば、ヤニスの最有力候補となる可能性が高い。

 はたして今夏に“グリーク・フリーク”は移籍するのか。ゴール下で圧倒的な支配力を持つスーパースターが動けば、リーグの勢力図は大きく変わりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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