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NBA

会場中から「過大評価!」と罵られたスター選手を本拠地エースがかばう→まさかの幕切れにネット大興奮「カッコよすぎるよ」「NBAますます好きになる」

THE DIGEST編集部

2025.05.08

ハリバートン(左)へのチャントを止めさせたミッチェル(右)。(C)Getty Images

ハリバートン(左)へのチャントを止めさせたミッチェル(右)。(C)Getty Images

 NBAインディアナ・ペイサーズは現地5月6日、プレーオフ・カンファレンス・セミファイナル第2戦クリーブランド・キャバリアーズ戦に120対119で勝利。残り1分で7点差という逆境をはねのけ、レギュラーシーズン東地区1位の強敵相手にアウェーで2連勝を収めた。

 両軍の激戦に多くのファンが注目した一方、SNS上では試合中の選手同士の“リスペクトあふれる”一幕も話題を呼んだ。

【動画】ハリバートンへの「過大評価!」チャントを止めるようジェスチャーするミッチェル
 そのシーンとは第2クォーター残り21.8秒、ペイサーズのタイリース・ハリバートンがシューティングファウルをもらいフリースローラインに立った場面だ。ハリバートンが1本目のフリースローを外すと、場内からは「過大評価だ!」とのチャントが沸き起こった。米メディア『CLUTCH POINTS』によると、これは先月米メディア『The Athletic』が行なった選手間投票で、「最も過大評価されている選手は?」との問いの回答としてハリバートンの名前が最も多く挙げられたという一件に由来するものだという。

 このチャントに対して反応したのは対戦相手であるキャバリアーズのドノバン・ミッチェル。本拠地チームのエースガードは両腕を上下させる仕草で観客にチャントを止めるよう合図。この相手へのリスペクトを促す行動で会場から「過大評価!」チャントは消え去った。

 ミッチェルはこの試合、ダリウス・ガーランド、エバン・モーブリーという2人のオールスターを欠きながら、48得点、5リバウンド、9アシスト、4スティールと大爆発。チャントの一件の直前には豪快なポスタライズダンクを叩き込むなど、プレーでも一流の証を見せつけていた。

 しかしこの日の主役はハリバートンだった。スタッツこそ19得点、9リバウンド、4アシストと目立ってはいないものの、うち8得点を残り1分30秒以降に記録するクラッチぶりを発揮。特に3点を追う残り12.4秒でレイアップからフリースローを獲得し1本目を決め、2本目を外した場面では、自らリバウンドを獲ってセンターライン付近まで下がり、ステップバックからの3ポイントシュートをヒット。劇的勝利で「過大評価」のイメージを払拭した。

 一連の様子を見たファンからは「エースとしてチームをけん引しながらこれはカッコよすぎるよ、ミッチェル!」「最後にステップバック3決め切るハリバートンがカッコ良すぎる」「こういうプレイヤーがいるからNBAますます好きになる」「盛大なフリをしてしまいましたな」「映画の世界だね」と称賛の声が寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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