２月５日（日本時間６日、日付は以下同）、ワシントン・ウィザーズはチーム練習を行なった。７日のダラス・マーベリックス戦まで中３日というスケジュールの中、３日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で戦列復帰を果たした八村塁について、スコット・ブルックス・ヘッドコーチ（ＨＣ）がメディアの前でこう口にした。

「一昨日の試合、チームとしてはあまりポジティブな材料がなかったが、ルイは際立っていたね。モー（モリッツ・ヴァグナー）も復帰戦だった。復帰初戦というのは、選手に活躍してほしいものだが、試合になってみないと分からないことがたくさんある。でもルイのコンディションが良かったことは朗報だった。今日もいい感じで練習していたよ」

　八村は復帰戦で11得点、８リバウンドとまずまずのパフォーマンスを披露。ブルックスＨＣは「少しずつ息を合わせている段階」と語りつつも、続けて「ゲーム勘もどんどん取り戻していくだろう」と期待を語った。
  　２人のビッグマン（八村、ヴァグナー）がラインナップに戻ったことで、ウィザーズは左足アキレス腱の部分断裂から復帰を目指している司令塔のジョン・ウォールを除いて主要選手が揃ったと言っていい。

　両選手が欠場していた時期に、ウィザーズはベテランシューターのＣＪ・マイルズとルーキーのジャスティン・ロビンソンを解雇。代わりにディフェンダーのゲイリー・ペイトン二世、216㎝のビッグマン、アンジェス・パセチニクス、八村とゴンザガ大でチームメイトだったハードワーカーのジョナサン・ウィリアムズ（２ＷＡＹ契約）をロースターに加えた。

　現在17勝32敗でイースタン・カンファレンス11位につけるウィザーズは、７日にマブズ、９日にメンフィス・グリズリーズというウエスタン・カンファレンスでプレーオフ出場圏内にいるチームとの対決を控えている。

　今後はポストシーズンに向けて一戦一戦がより重要になってくるだけに、この期間を有効に活用し、チームの連携を高めていきたいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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