専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「精神的に疲れ、ストレスが大きかった」名手ピアースがコビーとの対戦を回想「マンバの目を見た時、ジョーダンの姿が映った」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.17

ピアース(左)にとってコビー(右)との対戦は「ストレスフルだった」という。(C)Getty Images

ピアース(左)にとってコビー(右)との対戦は「ストレスフルだった」という。(C)Getty Images

 2016年に現役を引退したコビー・ブライアントは、ロサンゼルス・レイカーズ一筋20年とキャリアで“生涯レイカー”を貫いた。20年1月に不慮のヘリコプター墜落事故で亡くなり、バスケットボール殿堂入りを果たしたレジェンドの偉大さについて、しのぎを削ったポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)が回想している。

 1996年にNBA入りしたコビーは20年間で通算1346試合に出場し、歴代4位の通算3万3643得点を記録。リーグタイトルも3連覇(2000~02年)、2連覇(09、10年)と計5回手にしたほか、06年には歴代2位となる1試合81得点、16年の現役ラストゲームでは60得点を叩き出す離れ業もやってのけた。

「常に最高の自分になろうと努力を続けること」を追求するマインドは、愛称の“ブラックマンバ”から“マンバ・メンタリティ”と呼ばれ、ラッセル・ウエストブルック(デンバー・ナゲッツ)やデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)など多くの現役選手に今なお受け継がれている。

 現役時代に幾度となくコビーとマッチアップした殿堂入り選手のピアースは、セルティックス時代の2008年と10年に、コビー擁するレイカーズとNBAファイナルで対戦。『FOX Sports 1』の番組『Speak』でコビーとの対戦がどうだったか尋ねられた元オールスターフォワードは、「一言で言うなら、コビーとの対戦は精神的に疲れ、ストレスが大きかった」と振り返った。
 
「(08年のファイナルで)対戦した時、彼が全盛期だったことを覚えているかい?  彼はその年にシーズンMVPに輝いた。“(マイケル)ジョーダンの再来”とも言われるザ・マンバを相手にするんだから、眠れないほどだった。俺はジョーダンに憧れていたけど、マンバの目を見た時、ジョーダンの姿が映ったんだ」

 セルティックスは08年にレイカーズを4勝2敗で撃破し、ピアースはファイナルMVPを獲得。しかし、10年のシリーズは最終戦までもつれたのち、今度はレイカーズに軍配が上がった。ピアースは「コビーは(パウ)ガソルを加えてさらに良くなった」と語った。

「(コビーは)1試合81得点を奪い、10試合連続で40得点以上をあげてしまう男だ。とんでもないよ。スカウティングレポートはほとんどコビーのことだった。コビーとの対戦は本当に楽しかったし、セルティックスとレイカーズの伝説の一部であることを誇りに思う。スポーツ界で最も偉大なライバル関係について話す時、その一部であることだけで話が盛り上がるんだ。でも、コビーとの対戦は間違いなくストレスフルだった」

 ピアースはコビーとの対戦に、とてつもないプレッシャーが伴ったことを回想していた。

構成●ダンクシュート編集部

「コビーは決して車椅子に乗らない」。元レイカーズのスコットが明かす、唯一無二の“不屈の戦士”<DUNKSHOOT>

コビー・ブライアントの長女が語る“マンバ・メンタリティ”「自分自身の最高のバージョンになろうと常に努めること」<DUNKSHOOT>

「右手だ」。NBAの両雄ジョーダン&コビーの違いを、間近で見た戦友が明かす「片手で軽々と掴めるほどの大きさがあった」<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    6月10日(火)発売!

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    2025年6月19日(木)発売!

    定価:980円 (税込)
  • smash

    6/20(金)発売!

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    好評発売中!

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    5月23日(金)発売!

    定価:1100円 (税込)