2016年に現役を引退したコビー・ブライアントは、ロサンゼルス・レイカーズ一筋20年とキャリアで"生涯レイカー"を貫いた。20年1月に不慮のヘリコプター墜落事故で亡くなり、バスケットボール殿堂入りを果たしたレジェンドの偉大さについて、しのぎを削ったポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)が回想している。
1996年にNBA入りしたコビーは20年間で通算1346試合に出場し、歴代4位の通算3万3643得点を記録。リーグタイトルも3連覇(2000~02年)、2連覇(09、10年)と計5回手にしたほか、06年には歴代2位となる1試合81得点、16年の現役ラストゲームでは60得点を叩き出す離れ業もやってのけた。
「常に最高の自分になろうと努力を続けること」を追求するマインドは、愛称の"ブラックマンバ"から"マンバ・メンタリティ"と呼ばれ、ラッセル・ウエストブルック(デンバー・ナゲッツ)やデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)など多くの現役選手に今なお受け継がれている。
現役時代に幾度となくコビーとマッチアップした殿堂入り選手のピアースは、セルティックス時代の2008年と10年に、コビー擁するレイカーズとNBAファイナルで対戦。『FOX Sports 1』の番組『Speak』でコビーとの対戦がどうだったか尋ねられた元オールスターフォワードは、「一言で言うなら、コビーとの対戦は精神的に疲れ、ストレスが大きかった」と振り返った。
「(08年のファイナルで)対戦した時、彼が全盛期だったことを覚えているかい? 彼はその年にシーズンMVPに輝いた。"(マイケル)ジョーダンの再来"とも言われるザ・マンバを相手にするんだから、眠れないほどだった。俺はジョーダンに憧れていたけど、マンバの目を見た時、ジョーダンの姿が映ったんだ」
セルティックスは08年にレイカーズを4勝2敗で撃破し、ピアースはファイナルMVPを獲得。しかし、10年のシリーズは最終戦までもつれたのち、今度はレイカーズに軍配が上がった。ピアースは「コビーは(パウ)ガソルを加えてさらに良くなった」と語った。
「(コビーは)1試合81得点を奪い、10試合連続で40得点以上をあげてしまう男だ。とんでもないよ。スカウティングレポートはほとんどコビーのことだった。コビーとの対戦は本当に楽しかったし、セルティックスとレイカーズの伝説の一部であることを誇りに思う。スポーツ界で最も偉大なライバル関係について話す時、その一部であることだけで話が盛り上がるんだ。でも、コビーとの対戦は間違いなくストレスフルだった」
ピアースはコビーとの対戦に、とてつもないプレッシャーが伴ったことを回想していた。
構成●ダンクシュート編集部
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「常に最高の自分になろうと努力を続けること」を追求するマインドは、愛称の"ブラックマンバ"から"マンバ・メンタリティ"と呼ばれ、ラッセル・ウエストブルック(デンバー・ナゲッツ)やデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)など多くの現役選手に今なお受け継がれている。
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「(08年のファイナルで)対戦した時、彼が全盛期だったことを覚えているかい? 彼はその年にシーズンMVPに輝いた。"(マイケル)ジョーダンの再来"とも言われるザ・マンバを相手にするんだから、眠れないほどだった。俺はジョーダンに憧れていたけど、マンバの目を見た時、ジョーダンの姿が映ったんだ」
セルティックスは08年にレイカーズを4勝2敗で撃破し、ピアースはファイナルMVPを獲得。しかし、10年のシリーズは最終戦までもつれたのち、今度はレイカーズに軍配が上がった。ピアースは「コビーは(パウ)ガソルを加えてさらに良くなった」と語った。
「(コビーは)1試合81得点を奪い、10試合連続で40得点以上をあげてしまう男だ。とんでもないよ。スカウティングレポートはほとんどコビーのことだった。コビーとの対戦は本当に楽しかったし、セルティックスとレイカーズの伝説の一部であることを誇りに思う。スポーツ界で最も偉大なライバル関係について話す時、その一部であることだけで話が盛り上がるんだ。でも、コビーとの対戦は間違いなくストレスフルだった」
ピアースはコビーとの対戦に、とてつもないプレッシャーが伴ったことを回想していた。
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