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NBA

「特別な瞬間」。会心の勝利を飾った第6戦でのワンプレーについてハリバートン「タイトルを勝ち獲れたら、この先ずっと記憶に残るものになる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.06.20

足の故障で万全ではないハリバートンだが、本来の輝きを取り戻し、第7戦へと持ち込んだ。(C)Getty Images

足の故障で万全ではないハリバートンだが、本来の輝きを取り戻し、第7戦へと持ち込んだ。(C)Getty Images

 現地時間6月19日(日本時間20日)にゲインブリッジ・フィールドハウスで行なわれたオクラホマシティ・サンダーとインディアナ・ペイサーズによるNBAファイナル第6戦は、思わぬ展開となった。

 サンダーが2連勝して3勝2敗の王手で迎えたこの試合。序盤にショットミスが目立ったペイサーズ相手にリードを広げたサンダーは、開始3分34秒で10-2と8点のリードを手にした。

 だがホームのペイサーズはパスカル・シアカム、アンドリュー・ネムハードの活躍で15-12と逆転すると、以降は本来の攻撃的なスタイルが復活。前半残り1分過ぎにはタイリース・ハリバートンがスティールからノールックでシアカムへパスを通し、豪快なダンクが決まって20点差へとリードを広げた。

 サンダーは22点を追う展開で迎えた後半にアイザイア・ハーテンスタインを下げてアレックス・カルーソを先発起用。両軍とも開始から約4分間もスコアが停滞したが、ペイサーズはハリバートンがパス&ゴーからレイアップを決めて試合を動かすと、第3クォーター終了時にベン・シェパードの3ポイントが決まって30点差に広げ、最終スコア108-91で快勝した。
 
 2連敗から見事立ち直ったペイサーズは、オビ・トッピンが20得点、6リバウンド、2スティール、ネムハードが17得点、4アシスト、3スティール、シアカムが16得点、13リバウンド、TJ・マッコネルが12得点、9リバウンド、6アシスト、4スティール、アーロン・ネスミスが10得点、3アシストと活躍。

 第5戦で右ふくらはぎを負傷し、この試合の出場が危ぶまれていたハリバートンは、序盤こそショットを落としたものの、3本の3ポイントを含む14得点、5アシスト、2スティールで勝利に貢献した。

 なかでも前半終盤に見せたスティールからのノールックパス→シアカムのダンクについて、ハリバートンは「特別な瞬間」と振り返った。

「実はパスカルとはまだあのプレーについて話していないんだ。このシリーズが終わるまでどうなるかわからないからね。もし自分たちが(第7戦に)勝ってタイトルを勝ち獲れたら、あのプレーはこの先ずっと記憶に残るものになると思う」

 ペイサーズはこの2選手だけでなく、マッコネルのアグレッシブなアタックと効果的なジャンパー、ネムハードにネスミス、トッピンがタイムリーな長距離砲で援護射撃するなどまさに“全員バスケ”でサンダーを圧倒した。
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