現地時間6月22日(日本時間23日)、NBAファイナル第7戦がオクラホマ州オクラホマシティのペイコム・センターで行なわれ、ホームのサンダーがインディアナ・ペイサーズに103-91で勝利。シリーズ成績を4勝3敗とし、シアトル・スーパーソニックス時代の1978-79シーズン以来46年ぶり2度目、本拠地移転後では初のリーグ制覇を成し遂げた。
両軍の先発は、サンダーがシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)、ルージェンツ・ドート、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレン、アイザイア・ハーテンスタインと、第4戦以降は固定の5人。対するペイサーズはタイリース・ハリバートン、アンドリュー・ネムハード、アーロン・ネスミス、パスカル・シアカム、マイルズ・ターナーという不動のスターティングラインナップでゲームに臨んだ。
試合は第1クォーター、ペイサーズが試合を優位に進める。その中心にいたのがハリバートンで、最初の7分間で3ポイントを3/4と高確率で沈め、エースとしてオフェンスを力強く牽引した。
しかし開始7分、悲劇が起こる。左ウイング付近からドライブを仕掛けようとしたハリバートンが、非接触で不自然に転倒。もともと痛めていた右ふくらはぎが破裂したような映像、そして倒れ込んだハリバートン自身がフロアを叩いて悔しがる様子から誰もが最悪の事態を予想し、実際にアキレス腱のケガであったことが報じられた。
絶体絶命の窮地に陥ったペイサーズ。だが、チーム一丸となって団結し、エース不在の状況下で互角の戦いを演じる。攻守両面で奮闘するシアカムを軸に食らいつくと、前半終了間際にはネムハードが逆転3ポイントを沈め、48-47と1点リードで後半を迎えた。
それでも第3クォーターに入ると、徐々に地力の差が表われはじめる。サンダーは同点の残り8分からSGA、ホルムグレン、Jal・ウィリアムズが連続3ポイントを沈め、わずか1分の間に9点のリードを奪取。ペイサーズはTJ・マッコネルが起爆剤となり4点差まで接近するも、その後はサンダーがケイソン・ウォーレス、Jal・ウィリアムズらの得点で再び差を広げ、81-68と13点差で第4クォーターを迎えた。
チャンピオンが決まるラスト12分、サンダーが少しずつリードを拡大し、残り8分弱で90-68とこの日最大となる22点差をつける。後がないペイサーズは激しいディフェンス、そしてベネディクト・マサリンを中心に速い展開からのリムアタックで時間をあまり消費せず得点を重ね、残り2分で10点差まで猛追するも反撃はここまで。サンダーが息詰まる熱戦を制した。
この試合をもって、NBAは全試合日程が終了。2024-25シーズンは、若きタレント軍団サンダーの優勝で幕を閉じた。
構成●ダンクシュート編集部
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両軍の先発は、サンダーがシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)、ルージェンツ・ドート、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレン、アイザイア・ハーテンスタインと、第4戦以降は固定の5人。対するペイサーズはタイリース・ハリバートン、アンドリュー・ネムハード、アーロン・ネスミス、パスカル・シアカム、マイルズ・ターナーという不動のスターティングラインナップでゲームに臨んだ。
試合は第1クォーター、ペイサーズが試合を優位に進める。その中心にいたのがハリバートンで、最初の7分間で3ポイントを3/4と高確率で沈め、エースとしてオフェンスを力強く牽引した。
しかし開始7分、悲劇が起こる。左ウイング付近からドライブを仕掛けようとしたハリバートンが、非接触で不自然に転倒。もともと痛めていた右ふくらはぎが破裂したような映像、そして倒れ込んだハリバートン自身がフロアを叩いて悔しがる様子から誰もが最悪の事態を予想し、実際にアキレス腱のケガであったことが報じられた。
絶体絶命の窮地に陥ったペイサーズ。だが、チーム一丸となって団結し、エース不在の状況下で互角の戦いを演じる。攻守両面で奮闘するシアカムを軸に食らいつくと、前半終了間際にはネムハードが逆転3ポイントを沈め、48-47と1点リードで後半を迎えた。
それでも第3クォーターに入ると、徐々に地力の差が表われはじめる。サンダーは同点の残り8分からSGA、ホルムグレン、Jal・ウィリアムズが連続3ポイントを沈め、わずか1分の間に9点のリードを奪取。ペイサーズはTJ・マッコネルが起爆剤となり4点差まで接近するも、その後はサンダーがケイソン・ウォーレス、Jal・ウィリアムズらの得点で再び差を広げ、81-68と13点差で第4クォーターを迎えた。
チャンピオンが決まるラスト12分、サンダーが少しずつリードを拡大し、残り8分弱で90-68とこの日最大となる22点差をつける。後がないペイサーズは激しいディフェンス、そしてベネディクト・マサリンを中心に速い展開からのリムアタックで時間をあまり消費せず得点を重ね、残り2分で10点差まで猛追するも反撃はここまで。サンダーが息詰まる熱戦を制した。
この試合をもって、NBAは全試合日程が終了。2024-25シーズンは、若きタレント軍団サンダーの優勝で幕を閉じた。
構成●ダンクシュート編集部
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