先日行なわれた2025年のNBAドラフトは、ダラス・マーベリックスから全体1位指名を受けたクーパー・フラッグが話題を独占した。一方、悪い意味で世間の注目を集めたのが5位でユタ・ジャズに指名されたエース・ベイリーだ。
ラトガース大出身の18歳は、2024-25シーズンに平均17.6点、7.2リバウンドの好成績を残し、トップ3以内での指名が予想されていた。しかし、ドラフト前に3位指名権を持つフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのワークアウトをキャンセルし、シャーロット・ホーネッツ(4位)とジャズ(5位)からの招待も辞退。
203㎝・92kgのフォワードは6~8位指名権を保持していたワシントン・ウィザーズ、ニューオリンズ・ペリカンズ、ブルックリン・ネッツへの加入を希望していたと噂されており、5位でジャズに指名された際には複雑な表情を見せていた。
『Fox Sports 1』のアナリストであるコリン・カウハードは、自身の番組『The Herd with Colin Cowherd』で、ベイリーの振る舞いや彼を指導する大人たちについて、「重要な場面に向けて準備させなかった」と非難した。
さらにカウハードは、彼の代理人を務めるオマー・クーパーを名指しで批判。彼がNBAチームに連絡し、ベイリーを指名しないように働きかけたとされる件について、「彼はこのドラフトクラスで最高の選手ではないのに、あまりにも無謀な行動だ」と語った。
もしベイリーが3位以内で指名されていれば、来季の年俸は500万ドル以上になっていたが、実際には5位指名で412万ドルとなった。的確な助言を得られなかったことで、リーグ関係者に悪い印象を与えただけでなく、金銭面でも損失を被ったとカウハードは指摘する。
「エースは、代理人も含めて大人の不在を象徴するような存在だ。彼の代理人は上位5チームのうちのひとつに『彼を指名しないでくれ』と言ったという。それを聞いて、私は『この子を助ける大人はどこにいるんだ?』と思った。とんでもない助言だ。(2024-25)シーズン開幕時には、クーパー・フラッグに次ぐ2番手と見られていたのに。
でも今はどうだ? レブロン・ジェームズの代理人であるリッチ・ポールのような存在が彼には必要だった。ポールは、自分の言うことを聞かないクライアントなら切り捨てるくらい徹底している。今の彼には誰もいない。信頼され、尊敬される代理人がいれば、ここまでの失敗はなかった。代理人の質は非常に重要だ。私は今までに4人の代理人と付き合ってきたから、よくわかる」
昨年ベイリーはリーボックからのオファーに対し、より多くの契約金を求めたため破談となり、その後ナイキと契約した。リーボックのバスケットボール部門社長のシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、ドキュメンタリー『Power Moves with Shaquille O'Neal』で、「エースと契約できるチャンスはあったが、彼は高すぎた。話をする気にもなれなかった」と暴露していた。
一連の騒動を含め、ベイリーがネガティブな声を払拭するには、コート上で結果を出すしかない。
構成●ダンクシュート編集部
【NBAドラフト】フラッグがレブロン以来の“年少1位指名選手”に!1977年以来の“白人アメリカ人ドラ1“としても脚光<DUNKSHOOT>
【NBAドラフト】デューク大が快挙!全体1位のフラッグを筆頭に先発5人が指名獲得、トップ10に3人は史上3例目<DUNKSHOOT>
今年のドラフト1位指名が確実視されるクーパー・フラッグの比較対象はレナード?NBA関係者が現在の実力と将来性を分析!<DUNKSHOOT>
ラトガース大出身の18歳は、2024-25シーズンに平均17.6点、7.2リバウンドの好成績を残し、トップ3以内での指名が予想されていた。しかし、ドラフト前に3位指名権を持つフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのワークアウトをキャンセルし、シャーロット・ホーネッツ(4位)とジャズ(5位)からの招待も辞退。
203㎝・92kgのフォワードは6~8位指名権を保持していたワシントン・ウィザーズ、ニューオリンズ・ペリカンズ、ブルックリン・ネッツへの加入を希望していたと噂されており、5位でジャズに指名された際には複雑な表情を見せていた。
『Fox Sports 1』のアナリストであるコリン・カウハードは、自身の番組『The Herd with Colin Cowherd』で、ベイリーの振る舞いや彼を指導する大人たちについて、「重要な場面に向けて準備させなかった」と非難した。
さらにカウハードは、彼の代理人を務めるオマー・クーパーを名指しで批判。彼がNBAチームに連絡し、ベイリーを指名しないように働きかけたとされる件について、「彼はこのドラフトクラスで最高の選手ではないのに、あまりにも無謀な行動だ」と語った。
もしベイリーが3位以内で指名されていれば、来季の年俸は500万ドル以上になっていたが、実際には5位指名で412万ドルとなった。的確な助言を得られなかったことで、リーグ関係者に悪い印象を与えただけでなく、金銭面でも損失を被ったとカウハードは指摘する。
「エースは、代理人も含めて大人の不在を象徴するような存在だ。彼の代理人は上位5チームのうちのひとつに『彼を指名しないでくれ』と言ったという。それを聞いて、私は『この子を助ける大人はどこにいるんだ?』と思った。とんでもない助言だ。(2024-25)シーズン開幕時には、クーパー・フラッグに次ぐ2番手と見られていたのに。
でも今はどうだ? レブロン・ジェームズの代理人であるリッチ・ポールのような存在が彼には必要だった。ポールは、自分の言うことを聞かないクライアントなら切り捨てるくらい徹底している。今の彼には誰もいない。信頼され、尊敬される代理人がいれば、ここまでの失敗はなかった。代理人の質は非常に重要だ。私は今までに4人の代理人と付き合ってきたから、よくわかる」
昨年ベイリーはリーボックからのオファーに対し、より多くの契約金を求めたため破談となり、その後ナイキと契約した。リーボックのバスケットボール部門社長のシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、ドキュメンタリー『Power Moves with Shaquille O'Neal』で、「エースと契約できるチャンスはあったが、彼は高すぎた。話をする気にもなれなかった」と暴露していた。
一連の騒動を含め、ベイリーがネガティブな声を払拭するには、コート上で結果を出すしかない。
構成●ダンクシュート編集部
【NBAドラフト】フラッグがレブロン以来の“年少1位指名選手”に!1977年以来の“白人アメリカ人ドラ1“としても脚光<DUNKSHOOT>
【NBAドラフト】デューク大が快挙!全体1位のフラッグを筆頭に先発5人が指名獲得、トップ10に3人は史上3例目<DUNKSHOOT>
今年のドラフト1位指名が確実視されるクーパー・フラッグの比較対象はレナード?NBA関係者が現在の実力と将来性を分析!<DUNKSHOOT>
関連記事
- 【NBAドラフト】デューク大が快挙!全体1位のフラッグを筆頭に先発5人が指名獲得、トップ10に3人は史上3例目<DUNKSHOOT>
- 【NBAドラフト】フラッグがレブロン以来の“年少1位指名選手”に!1977年以来の“白人アメリカ人ドラ1“としても脚光<DUNKSHOOT>
- 「この新しい機会を楽しみにしている」ロケッツでの挑戦に心を躍らせるデュラント「このまま前に進み続けたい」<DUNKSHOOT>
- 止まらぬロケッツの大型補強。デュラントに続きフィニー・スミス&カペラ獲得で優勝争いに名乗り!<DUNKSHOOT>
- 「若手にとっては確実にプラスになる」。KGがデュラント加入のロケッツに太鼓判!「優勝のチャンスは今後3年」<DUNKSHOOT>