デューク大の1年生クーパー・フラッグは、2025年のNBAドラフトで全体1位指名が確実視されている。将来を嘱望される18歳はどのような選手なのか、『ESPN』がNBAの幹部やスカウトを直撃し、その評判を分析している。
2006年12月生まれのクーパーは、身長206cm・体重93kgのスモールフォワード。モントバード・アカデミーを経て、カレッジ界の名門デューク大に加入すると、1年時から先発を任され、36試合で平均18.9点、7.5リバウンド、4.2アシスト、1.4スティール、1.3ブロック、3ポイント成功率37.4%の好成績を残している。
定評のあるディフェンスだけでなく、1月のノートルダム大戦では自己最多の42得点をマークするなど得点力も兼備。自らドリブルやパスもでき、NCAAトーナメントではチームをファイナル4へと導いている。
ウエスタン・カンファレンスの某スカウトは「『この選手はあの選手を彷彿させる、面影がある』と言えば売り込みやすくなる」とし、フラッグの比較対象の1人に攻守万能なカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)を挙げた。
「フラッグは守備力、サイズ、努力、バスケIQを備え、すぐにゲームチェンジャーになれる。常に非常に優れたディフェンダーであり、オフェンス力もついてきている。すべての資質を備えた選手として、カワイ(レナード)がNBAキャリア初期に歩んだ道とよく似ている」
レナードは守備職人として活路を切り開いたのち、5年目の2015-16シーズンには平均20点以上をあげてリーグ屈指のオールラウンダーに成長を遂げた。フラッグがフランチャイズプレーヤーの領域まで辿り着けるかは、レナード級のスコアラーになれるかがカギとなりそうだ。
デューク大の先輩で、身長203cm・体重95kgとサイズも近いジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)も、フラッグを表現する上では指標のひとつ。ウエスタン・カンファレンスの某幹部は、「フラッグとテイタムのシュートには疑問の声もあったが、それは愚かな心配だった。2人ともそのサイズでは考えられないくらい、オフェンス面で本当にいい感触を持っている」と、シュート力を含めたオフェンスの伸びしろを評価。
そして、イースタン・カンファレンスの某GM(ゼネラルマネージャー)は、「(NBAの)チャンピオンチームのNo.1になれるとは思えない」としつつも、チームワークを重んじる姿勢に、1990年代にシカゴ・ブルズで神様マイケル・ジョーダンの相棒を務めたスコッティ・ピッペンを照らし合わせている。
「私が(比較対象に)スコッティと言ったのは、彼がNo.1になれたかもしれない中で、特筆すべき最高のNo.2になったからだ。クーパーはとんでもないNo.2になると思うが、トップ10(選手)の相棒が必要かもしれない」
フラッグがどのチームの一員となり、NBAの舞台で活躍を見せることができるか、大きな注目が集まる。
構成●ダンクシュート編集部
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そして、イースタン・カンファレンスの某GM(ゼネラルマネージャー)は、「(NBAの)チャンピオンチームのNo.1になれるとは思えない」としつつも、チームワークを重んじる姿勢に、1990年代にシカゴ・ブルズで神様マイケル・ジョーダンの相棒を務めたスコッティ・ピッペンを照らし合わせている。
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