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NBA

「最高のパフォーマンス」ラビーンが51得点奪取のリーブスを称賛しつつ、敗北を悔やむ「自分たちのミスが負けた要因」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.10.27

 この一戦で注目したいのがフリースローの数。ホームのキングスはチーム全体で18投中12本を決めて成功率66.7%に終わったが、アウェーのレイカーズは46投中41本で成功率89.1%と、2倍以上の差がついた。

 しかも、レイカーズはリーブスが1人で22本のフリースローを獲得し、21本も沈めて成功率95.5%をマーク。これはキャリア5年目のガードにとってどちらもキャリアハイの数字で、今季NBA全体で見ても、23日のインディアナ・ペイサーズ戦でシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA/オクラホマシティ・サンダー)が記録した26本に次ぐリーグ2位だった。

 ただ、SGAの試合は2度の延長にもつれていたため、48分間のレギュレーションで22本を獲得したリーブスの巧さが光ったと言えるだろう。

 ホームで惜敗したキングスのダグ・クリスティーHC(ヘッドコーチ)は「当然、ファウルをせずに守らないといけない。あんなにフリースローを与えていては、試合に勝てるとは思えない。私が小さな子どもの頃からずっとね」と悔やんだ。
 
 その一方で、キングスの得点源ラビーンはフリースローを敗因には挙げなかった。

「フリースローに関係なく、僕らにはあの試合に勝てるチャンスがまだあった。だからそれを理由にしたくはないね」と語り、「今シーズン、自分たちが本当にやられたと感じた試合があったとは見ていない。自分たちのミスで、自分たちのプレーが要因で負けてしまったと感じている」ともコメント。

 そしてレイカーズのヒーローを称えていた。

「オースティンによる最高のパフォーマンスだった。彼はファウルをもらう術を熟知している。常にね。そんな選手たちには脱帽さ。異なるカバレッジを見せても、彼らはプレーの仕方を変えてくるんだ」

 レイカーズとキングスは、ウエスタン・カンファレンスのパシフィック・ディビジョンに所属している。26日を終えて、前者がウエスト4位の2勝1敗、後者が同11位の1勝2敗。両チームは12月28日、2026年の1月12日と3月1日にも対戦するだけに、次戦以降も白熱した試合を展開してくれるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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