24得点、６リバウンド、７アシスト、３スティールをマークしたエースのブッカーも、バックコートの新相棒を称えていた。

「最高だったね。みんなも喜んでいるよ。チーム全員のプレッシャーがかなり軽減された。彼は非常に高いレベルの才能の持ち主で、チャンスとスペースさえあれば、多くのことをこなしてくれる。今夜はその片鱗を見せた。23分間で29得点だからね」
  　グリーン自身は試合に出られない期間中、「イライラしていた」と明かしたが、「これはメンタルゲームのひとつなんだ。とにかくコーチ陣と集中して取り組んだ。トレーニングスタッフに心から感謝している。彼らが僕のことを支えてくれた。難しい状況だったけど、粘り強く練習を重ねてきたんだ」と振り返った。

　そして「体調はすごく良かったよ。普段は試合前に昼寝をするんだけど、今日は興奮しすぎて昼寝すらできなかったくらいさ」と初戦の出来に手応えを感じていた。

　今後もグリーンがブッカーに次ぐ第２の柱として、平均20点前後を安定して記録できれば、サンズはプレーイン争いに参戦できるかもしれない。

文●秋山裕之（フリーライター）

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