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NBA

八村塁、オールスターブレイク明けの初戦で17得点、7リバウンドを記録も、ウィザーズはキャブズに逆転負け

秋山裕之

2020.02.22

第3クォーターには速攻からボースハンドダンクを叩き込んだ。(C)Getty Images

第3クォーターには速攻からボースハンドダンクを叩き込んだ。(C)Getty Images

 ところが、第4クォーターにキャブズはオフェンスでコリン・セクストンが、ディフェンスでトリスタン・トンプソンが存在感を見せつけて同点に追いつく。ビールのフリースロー2本でウィザーズに逆転されるも、そこからダリアス・ガーランドの3ポイント、セクストンとダンテ・エクサムのレイアップで加点し、主導権を手にする。

 ウィザーズはビールやダービス・ベルターンス、トーマス・ブライアントらがペイントエリアからショットを狙うも、トンプソンの前にミスを連発。追い上げを図る中、ビールやスミス、ベルターンスの3ポイントもことごとく外れて万事休す。

 結局イースタン・カンファレンス最下位のキャブズ相手に108-113で逆転負けを喫し、オールスターブレイク明け最初の試合を勝利で飾ることはできなかった。

 キャブズはセクストンが25得点、ジェド・オスマンが16得点、10リバウンド、ガーランドが15得点、4アシストをあげるなど、計7選手が2桁得点。ベンチスタートのトンプソンは10得点、11リバウンド、4アシスト、2ブロックの活躍で勝利に貢献した。
 
 一方のウィザーズでは、ビールがゲームハイの26得点、ブラウンJr.が11得点、ベルターンスが10得点、8リバウンドを残すも、チーム全体でフィールドゴール38.7%(41/106)、3ポイント24.3%(9/37)と不発に終わった。

 八村は30分10秒の出場でビールに次ぐ17得点に7リバウンド、3アシスト、2スティール。フィールドゴール53.8%(7/13)、3ポイント33.3%(1/3)、フリースロー100.0%(2/2)という数字を残したものの、チームの劣勢を打開するには至らず。

 前回の対戦となった昨年11月8日。八村は21得点、7リバウンドを記録したが、ラブの老獪なポンプフェイクに引っかかってしまうなど劣勢を強いられた。それでもこの日は、個人としてラブ(9得点、1リバウンド)を上回っていた。

 勝てる試合を落としてしまったウィザーズ。悔いの残る敗戦となったが、23日のシカゴ・ブルズ戦に向けてチーム全体を引き締めて、連敗をしない戦いを見せてほしいものだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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