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NBA

「最初に好きになった、憧れの選手」八村が“憧れの相手”カーメロとのマッチアップで得たものは?

秋山裕之

2020.03.06

カーメロをはじめ、ブレイザーズは4選手がFG成功率5割超えでの20得点以上を稼ぎ出した。(C)Getty Images

カーメロをはじめ、ブレイザーズは4選手がFG成功率5割超えでの20得点以上を稼ぎ出した。(C)Getty Images

 2連戦による疲労、そしてファウルがコールされないゲーム展開に集中力を切らしてしまい、リズムを生み出せなかったことが、ブレイザーズ戦における最大の敗因となった。

「僕が一番最初に好きになった、憧れの選手。ずっとプレーを観てやってきたので、そういう相手と戦えて今日は良かったなと思います」と、カーメロ・アンソニーとのマッチアップについて話した八村。この試合では11得点、4リバウンド、4アシストをあげ、8試合連続で2桁得点とまずまずの活躍を見せた一方で、“憧れ”のカーメロは前半だけで20得点をあげるハイパフォーマンスを披露した。
 
「俺たちが今夜みたいに多くのショットを決めている時というのは、このチームの皆にとってアドバンテージになる。実際、皆が快適にプレーしていたし、全員がすごく自信を持っていたと思う」

 チームトップの25得点を奪ったカーメロが試合後に明かしたように、ブレイザーズはホワイトサイドが24得点、7試合ぶりに復帰したデイミアン・リラードとCJ・マッカラムもともに22得点と、4選手が20点超えをマーク。さらに4人全員がFG成功率50.0%以上と、手がつけられない状態だった。

 それでも、「オフェンスでは力強いところとか、自分がどういうプレーヤーか、ということをわかってる選手だと思うんで、僕もこれからそういう部分を見つけていきたいなと思います」と八村。歴代屈指のスコアラー、カーメロとのマッチアップで得たものは多く、貴重な経験を積むことができたのは明らかだ。

 ウィザーズは6日からアトランタ・ホークス、マイアミ・ヒート、ニューヨーク・ニックスとのホーム3連戦が組まれている。プレーオフ進出を果たすためには是が非でも勝利したい3試合だけに、八村には“カーメロの教え”を生かしてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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