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“レブロン以前”のNBAトップオールラウンダーが語るキャリアの後悔と、時を経て得た気づき「自分自身を褒めてあげるべき」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2026.08.14

「(2022年に)クリーブランドで開催された(75周年の)オールスターゲームの会場に仕事で行った時にこみ上げるものがあったんだ。自分でも驚くほど感情的になってしまって...もちろん表には出さないようにしたけど、心の中では『クソッ、自分もあそこに立っているべきだったのに』と感じていた。

 思い返せば25年前、50周年記念オールタイムチームが発表された時も、私はあの会場にいた。その時、自分に誓ったんだ。『もしまたこんな機会があるなら、次は絶対に自分が選ばれるんだ』とね。名を連ねた選手たちは選ばれるべくして選ばれたし、私の兄弟のような友人たちだ。でも、同じ時代を戦ったレイ(アレン)やレジー(ミラー)を見た時、『現役時代の自分は、彼らを圧倒していたんだぞ』という思いがよぎってしまった。まだ自分の中に、整理しきれていない思いがあるんだろうね」
 
 ヒルのキャリアを語る上で、度重なるケガは避けては通れない出来事だが、「最後に良い形で終えられたことは特別だった」と振り返る。

「自伝を書く過程で学んだことのひとつは、『成功した時には、それをしっかり祝わなければならない』ということだ。人生に保証なんてないんだから、お互いを称え合い、自分自身を褒めてあげるべきなんだ。

 私はデトロイト時代、それができなかった。傲慢に聞こえるかもしれないが、自分がどれほど優れた選手だったかを、当時の自分は理解していなかった。なぜなら、勝てていなかったからだ。私はずっとアイザイア(トーマス)の影を追いかけていた。優勝するまでは、自分に“成功を祝う許可”を出せなかったんだ。でもようやく、『自分もなかなか良い選手だったじゃないか』と肯定できるようになった」

 ヒルは、今なお自身の現役時代のプレーを覚えてくれているファンへの感謝を忘れなかった。

構成●ダンクシュート編集部

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