両選手のほかに、今季はケンドリック・ナンとタイラー・ヒロ(ともにマイアミ・ヒート)、RJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、コビー・ホワイト(シカゴ・ブルズ)といった即戦力ルーキーがいるものの、モラント以上にチームの中心を担っている選手はいない。
昨夏マイク・コンリーをユタ・ジャズへ放出したグリズリーズは今季、ジャクソンJr..とモラントを中心に再建へ乗り出したチームであり、プレーオフ進出は早くても来季以降というのが大方の見方だった。
だがモラントは全試合で20分以上に出場し、平均出場時間、得点、アシストでチームトップに君臨。グリズリーズの最重要選手としてプレーしており、59試合のうち1桁得点に終わったのはわずか5試合と、安定感も光る。
そしてロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを筆頭に、ウエストの上位7チームからいずれも勝利を奪っていることも見逃せない。もしモラントがいなければ、今季のグリズリーズはシーズン20勝も怪しかっただろう。
ちなみに、グリズリーズと2WAY契約を結ぶ渡邊雄太も、今季の新人王としてモラントに太鼓判を押していた。
「僕はザイオンではなく、彼が(新人王を)獲ると思っています。ゲームを支配する力がハンパないんで。彼が乗り出した時って、もう止められないし、その判断力とかもすごすぎて。『そこからそういうプレーできるのか!』って。当然、判断力を実現できる身体能力があるんだけど、その選択肢の多さとポイントポイントで選択する正確さがすごすぎて。八村塁ではなく、モラントがルーキー・オブ・ザ・イヤーです」
2WAY契約とはいえ、チーム練習や試合でモラントを間近で見てきただけに、渡邊の言葉には説得力がある。モラントが2001-02シーズンのパウ・ガソル以来、フランチャイズ史上2人目の新人王に輝く可能性は、非常に高いのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【八村塁PHOTO】攻守に躍動!1年目からNBAで活躍するルーキーの厳選ショット!
昨夏マイク・コンリーをユタ・ジャズへ放出したグリズリーズは今季、ジャクソンJr..とモラントを中心に再建へ乗り出したチームであり、プレーオフ進出は早くても来季以降というのが大方の見方だった。
だがモラントは全試合で20分以上に出場し、平均出場時間、得点、アシストでチームトップに君臨。グリズリーズの最重要選手としてプレーしており、59試合のうち1桁得点に終わったのはわずか5試合と、安定感も光る。
そしてロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを筆頭に、ウエストの上位7チームからいずれも勝利を奪っていることも見逃せない。もしモラントがいなければ、今季のグリズリーズはシーズン20勝も怪しかっただろう。
ちなみに、グリズリーズと2WAY契約を結ぶ渡邊雄太も、今季の新人王としてモラントに太鼓判を押していた。
「僕はザイオンではなく、彼が(新人王を)獲ると思っています。ゲームを支配する力がハンパないんで。彼が乗り出した時って、もう止められないし、その判断力とかもすごすぎて。『そこからそういうプレーできるのか!』って。当然、判断力を実現できる身体能力があるんだけど、その選択肢の多さとポイントポイントで選択する正確さがすごすぎて。八村塁ではなく、モラントがルーキー・オブ・ザ・イヤーです」
2WAY契約とはいえ、チーム練習や試合でモラントを間近で見てきただけに、渡邊の言葉には説得力がある。モラントが2001-02シーズンのパウ・ガソル以来、フランチャイズ史上2人目の新人王に輝く可能性は、非常に高いのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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