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NBA

「俺にとってのマイケル・ジョーダンだった」“コビーが認めた”守備職人が明かす絆と唯一の後悔

ダンクシュート編集部

2020.03.20

コートでは常に敵として激しくぶつかり合っていたゆえ、多くを語り合わなかった両者。アレンは「もっと話したかった」と素直な想いを語った。(C)Getty Images

コートでは常に敵として激しくぶつかり合っていたゆえ、多くを語り合わなかった両者。アレンは「もっと話したかった」と素直な想いを語った。(C)Getty Images

「コビーは俺にとってのマイケル・ジョーダンなんだ。俺に言ってくれたことには驚いたよ。コートでは話したことはなかった。常に激しく争っていたからね。対戦前には眠れない夜もあった。(何がタフだったかって?)彼は偉大なコンペティターだ。情け容赦のなさ、敵を見つけて徹底的に叩きつぶすメンタリティは本当にタフだった。あるゲームでは、リスペクトの証として拳を突き合わせることさえしない。怒りを爆発させるように、最低でも25本のシュートを打とうとしていた」
 
 アレンにとって唯一の心残りは、もっと話をして、コビーと打ち解けられなかったことだと明かす。

「友人になる機会があればよかったのにと思うよ。膝を突き合わせて、2008年のファイナルで俺たちが勝った時、2010年のファイナルで俺たちが負けた時、何を考えていたのか教えてもらいたかった。どっちのトニー・アレンがベストディフェンダーだったか。多くのバトルを繰り広げたからこそ、俺たちの対戦について話したかったよ」

 コビーの偉大さが永遠に語り継がれていくように、トニー・アレンの名前も、“コビーが認めた男”として人々の心に深く刻まれ続けるに違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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