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NBA

ゴンザガ大の歴代最強スターターに八村塁が選出。69年の歴史を誇る名門の“ベスト5”の顔ぶれは?

秋山裕之

2020.05.02

昨季、チームを全米8強に導いた八村とクラーク。その後のドラフトではゴンザガ大史上初めて、2人で1巡目指名を果たした。(C)Getty Images

昨季、チームを全米8強に導いた八村とクラーク。その後のドラフトではゴンザガ大史上初めて、2人で1巡目指名を果たした。(C)Getty Images

 この2選手はすでに現役を引退しているのに対し、フロントコートには八村を筆頭に、現在NBAで活躍する3選手がセレクトされた。

 昨季まで3年間在籍した八村は、通算19.7分、12.1点、4.4リバウンド。初年度はベンチ要員だったものの、3年時にはエースとして平均30.2分出場、19.7点、6.5リバウンド、FG成功率59.1%を叩き出し、NCAAの年間最優秀スモールフォワードに贈られる「ジュリアス・アービング賞」に輝いた。

 クラークは2017年にサンノゼ州大から編入し、昨季は八村とインサイドコンビを組んだ。ゴンザガ大の在籍は1シーズンのみだが、平均28.1分の出場で16.9点、8.6リバウンド、3.16ブロックにFG成功率68.7%をマークし、NCAAトーナメントのエリート8(準々決勝)進出に貢献した。2シーズン在籍したサボニスは通算26.6分、13.5点、9.4リバウンドを記録。2年時には平均31.9分、17.6点、11.8リバウンドと平均ダブルダブルをマークしている。

 八村は昨年のドラフトでモリソンに次ぐ高順位(全体9位)でウィザーズに、クラークは1巡目21位でオクラホマシティ・サンダーから指名後、トレードでメンフィス・グリズリーズに入団。両者とも今年2月に行なわれたオールスターのライジングスターズ・チャレンジ(リーグ在籍2年目以内の若手による対抗戦)に世界選抜の一員として出場した。16年のドラフト1巡目11位でオーランド・マジックから指名されたサボニスは、1年目はサンダーでプレーし、2年目にトレードでインディアナ・ペイサーズへ。年々成長を続け、キャリア4年目の今季はオールスター本戦に初出場を果たした。
 
 コメント欄には「モリソン懐かしい」「モリソン好きだったなぁ」など、大学時代はスターとして鳴らしたモリソンに関するコメントが多く寄せられたなか、「ケリー・オリニク(現マイアミ・ヒート)がいるだろ」といった声も。2009~13年に3シーズンプレーしたオリニクは、3年時に平均17.8点、7.3リバウンドを残しオールアメリカンチームにも選出。長い間チームを応援してきたファンにとっては、クラークよりもオリニクの方により愛着があるのかもしれない。

 では、もしこの5選手が一緒にプレーしたらどうなるのか。ピック&ロールの名手ストックトンの正確無比なパスワークから八村、クラークが豪快なダンクを連発し、サボニスがペイントエリアを制圧。また、サボニスと八村(あるいはクラーク)によるハイ&ローポストの連係も面白そうだ。3ポイントをはじめとするアウトサイドシュートはモリソンに負担がかかりそうだが、運動量豊富な両フォワードが相手の守備をインサイドに引き付けることで、比較的イージーシュートを放つことができるのではないか。

 ちなみに、この投稿を見た八村も自身のストーリーに絵文字を加えて投稿するなど、いち早くリアクションを示していた。

 この企画はあくまで想像、いやむしろ妄想に近いのだが、新型コロナウイルスの影響でバスケットボールの活動が自粛されている現在において、多くのファンが興味をそそられるものであることは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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