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NBA

「今のチームが大好き」と“ウィザーズ愛”を語ったウォール。一方で補強の必要性にも言及

秋山裕之

2020.05.03

ミルサップ(写真)のようなベテランが八村の隣にいると心強い。(C)Getty Images

ミルサップ(写真)のようなベテランが八村の隣にいると心強い。(C)Getty Images

 今季、フロントコートで主にスターターを務めた八村塁とトーマス・ブライアントはともに22歳、アイザック・ボンガも20歳という若さであり、経験不足は否めなかった。育成に重点を置いていたため仕方のない部分でもあるが、ウォールが指摘したように、来季から覇権争いへの参戦を目指すのであれば、今夏のフリーエージェント(FA)戦線で頼れるベテランを獲得し、ロースターに厚みを加える必要がある。

 とはいえ、来季のウィザーズはウォールとビールの2人だけで約7000万ドル(約74億2000万円)もの超高額年俸を支払わなければならず、契約下にあるスミスやブライアント、八村といった選手たちの年俸も合わせると、すでに1億300万ドル(約109億1800万円)に到達。キャップスペースには余裕がないのが現状だ。

 そして今オフに完全FAとなるダービス・ベルターンスやマヒンミ、ネイピアーとも再契約を結ぶと仮定すれば、新たな戦力をロースターに加えるのは厳しいと言わざるを得ない。

 となれば、戦力の底上げを図るにはドラフトで有望な新人を指名するしかない。現在はイースタン・カンファレンス9位とプレーオフ圏外にいるため、もしこのままシーズン中止となればロッタリーピックを手にすることができ、即戦力ルーキーを獲得できる可能性もある。
 
 だが、それだけでプレーオフ当確のレベルとなれるかは微妙だ。オフェンス面はスコアラー兼プレーメーカーのウォール復帰で爆発力が増し、ビールや八村、ブライアントのパフォーマンスも向上しそうだが、最大の懸念はディフェンスにある。

 今季の平均失点はリーグワースト2位の119.7点、ディフェンシブ・レーティング(100ポゼッションあたりの失点)に至っては同ワーストの115.0。オールスター後に限れば同20位の113.9まで改善されているが、各チームとも10試合前後のサンプルのため、あまり参考にはできない。

 となると、ペリメーター守備で頼りになる守備職人、ペイントエリアでアンカーとなれるビッグマンをロースターに加えたいところ。先日、『Fansided』に掲載されていた“来季に向けてチームの修正が期待できる4人のFA”には、モーリス・ハークレス(ニューヨーク・ニックス)、ジェイ・クラウダー(マイアミ・ヒート)、ポール・ミルサップ(デンバー・ナゲッツ)、トリスタン・トンプソン(クリーブランド・キャバリアーズ)の名前が挙がっていた。
 
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