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NBA

「俺たちの方が優れたチームだと信じていた」ペイサーズの司令塔マーク・ジャクソンがブルズとの激闘を振り返る

秋山裕之

2020.05.04

97-98シーズンのペイサーズはレジェンドのバードが指揮官に就任し、エースのミラーを中心に当時の球団記録となる58勝をあげた。(C)Getty Images

97-98シーズンのペイサーズはレジェンドのバードが指揮官に就任し、エースのミラーを中心に当時の球団記録となる58勝をあげた。(C)Getty Images

「俺たちは相手が提示してきた問題に対処する解決策を持ち合わせていた。彼らのことを冷遇したり、軽視しているんじゃない。俺たちはマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンだけでなく、チームとしての偉大さ、フィル・ジャクソン(ヘッドコーチ)に対しても、究極のリスペクトをしていた。だがあのシリーズは、俺たちの時がやって来たんだと思っていたんだ。俺たちのベストプレーヤー、レジー・ミラーは殿堂入りしたスーパースターであり、マイケルに対しても極めていい勝負をしていた。俺はレジーがマイケルよりも上と言ってるんじゃない。だがマイケルを行き詰まらせることができると信じていたし、ほかの選手たちについてもコントロールできると信じていた」

 このシーズンのペイサーズは、80年代にリーグの顔であったレジェンド、ラリー・バードがヘッドコーチに就任。ミラー、ジャクソンに加えてリック・スミッツ、デイル・デイビス、クリス・マリンがスターターを形成し、ベンチにもジェイレン・ローズやトラビス・ベスト、デリック・マッキー、アントニオ・デイビスといった実力者が控えていた。
 
 レギュラーシーズンではブルズ(62勝20敗)に次ぐ58勝24敗をあげ、ミラーとスミッツの2人をオールスターに送り込んだ。ミラーはジャクソンに全幅の信頼を置いており、「マークは俺が欲しいタイミングで、欲しいところに完璧なパスをくれる」と語るほど、絶妙なコンビネーションを誇っていた。

 シリーズはブルズがホームで先に2勝をあげるが、ペイサーズもホームでお返し。第3戦は終盤にブルズの追い上げを振り切って2点差の辛勝。第4戦は残り2.9秒で1点ビハインドの場面から、ミラーが鮮やかな逆転3ポイントを沈めてまたもや2点差の劇的勝利を収めた。

 2勝2敗のタイで迎えた第5戦。ペイサーズは19点差の大敗を喫して王手をかけられるも、再びホームに戻った第6戦でスミッツが25得点、デイル・デイビスが19得点、8リバウンド、3ブロック、ジャクソンも13得点をマークして、8得点に終わったミラーの穴を埋め、運命の最終戦へと希望をつないだ。
 
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