前回の「AIR FLIGHT LITE MID」で触れたように、FORCE系はセンター/フォワード向けに開発されたシューズ。ハイカットはリバウンド争いや接触プレーで足首をしっかりサポートし、大型のAIRが体重を支えます。そのため216㎝のロビンソンが着用するのは理解できますが、なぜ185㎝と小柄なストックトンが履いていたのか?
これにはふたつ理由があります。まずFORCE系シューズとしては軽量だったこと。そしてストックトンがバッシュに無頓着だったことです。ストックトンは一時期、ローカットのテニスシューズでシーズンを戦っていたほどで、これにはNIKEも苦笑いするしかありませんでした。
BOXはNIKEデフォルトの“オレンジBOX”です。ただ前作の「AIR FIGHT LITE MID」とはデザインが微妙に異なります。ネーミングの部分の箱に直印刷されているシューズ名の文字色が白ではなく黒で、斜めのストライプ模様が全面に広がっています。
そしてもうひとつのポイントは作られたのが韓国ということ。現在のバッシュは中国製やベトナム製など東南アジアにも広がりを見せていますが、90年代は台湾製が多く、過去に取り上げた「AIR JORDAN VII」も「AIR FRIGHT LITE MID」も台湾製でした。
一方こちらは、人件費が高騰する前の“韓国製”というレアな1足。超マニアックですが、「小さな文字も大きな個性」と改めて思いました。
文●西塚克之
【著者プロフィール】
西塚“DUKA”克之/日本相撲協会公式キャラクター「ハッキヨイ!せきトリくん」の作者として知られる人気イラストレーター。入手困難なグッズやバッシュを多数所有する収集家でもあり、インスタグラム(@dukas_cafe)では、自身のシューズコレクションを公開中。ダンクシュートでは名作シューズ列伝『SOLE&SOUL』を連載している。
【PHOTO】シンプルなデザインからキャラクターモデルまで!お洒落なNBAプレーヤーたちのシューズ特集!
これにはふたつ理由があります。まずFORCE系シューズとしては軽量だったこと。そしてストックトンがバッシュに無頓着だったことです。ストックトンは一時期、ローカットのテニスシューズでシーズンを戦っていたほどで、これにはNIKEも苦笑いするしかありませんでした。
BOXはNIKEデフォルトの“オレンジBOX”です。ただ前作の「AIR FIGHT LITE MID」とはデザインが微妙に異なります。ネーミングの部分の箱に直印刷されているシューズ名の文字色が白ではなく黒で、斜めのストライプ模様が全面に広がっています。
そしてもうひとつのポイントは作られたのが韓国ということ。現在のバッシュは中国製やベトナム製など東南アジアにも広がりを見せていますが、90年代は台湾製が多く、過去に取り上げた「AIR JORDAN VII」も「AIR FRIGHT LITE MID」も台湾製でした。
一方こちらは、人件費が高騰する前の“韓国製”というレアな1足。超マニアックですが、「小さな文字も大きな個性」と改めて思いました。
文●西塚克之
【著者プロフィール】
西塚“DUKA”克之/日本相撲協会公式キャラクター「ハッキヨイ!せきトリくん」の作者として知られる人気イラストレーター。入手困難なグッズやバッシュを多数所有する収集家でもあり、インスタグラム(@dukas_cafe)では、自身のシューズコレクションを公開中。ダンクシュートでは名作シューズ列伝『SOLE&SOUL』を連載している。
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