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「コビーがブルズでプレーしているみたいだった」元レイカーズのウォルトンが語るコビーとジョーダンの共通点

ダンクシュート編集部

2020.05.07

トライアングル・オフェンスの生みの親であるウィンター(右)は、ボールを独占するコビーを何度も怒ったという。(C)Getty Images

トライアングル・オフェンスの生みの親であるウィンター(右)は、ボールを独占するコビーを何度も怒ったという。(C)Getty Images

 ジョーダンは皆にチャンスが与えられるトライアングル・オフェンスが導入された当初、すぐに受け入れず、独力で相手をねじ伏せにいった試合も少なくなかった。キャリアハイの69得点を叩き出した90年3月のクリーブランド・キャバリアーズ戦はその代表例だが、のちにジョーダンは「テックスには何度も怒鳴られた。ボールを独占したら勝てない」と明かしている。

 ジャクソンHCにトライアングル・オフェンスを教えたウィンターは、99年~08年までレイカーズでジャクソンのアシスタントを務めた。つまりはコビーの指導にもあたったわけだが、ウィンターの“雷”はコビーにもあったとウォルトンは振り返る。
 
「笑い死にしそうだった(笑)。テックスはレイカーズでコビーに同じことをしていたからね。コビーが49得点をあげてゲームを支配したとしても、テックスはボールを動かしていないと激怒していた。彼はボールを動かすまでに2カウント(2秒)だと設定していたんだ。それまでにドリブルかパス、シュートを打つ必要がある。もしコビーがそうしなかったら、テックスはベンチで正気を失っていたものだった。ジョーダンとコビー、歴史上で最も偉大な選手の2人が同じだったと聞いて、かなりイカしていると思ったよ」

 数々の試練を乗り越えてトライアングル・オフェンスを習得し、仲間とも固い絆を築いてタイトルを獲得する――。ジョーダンとコビーが多くの面で同じストーリーを描いたのも、必然だったのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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