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NBA

『エア・ジョーダン』は、なぜブームになったのか?本人が96年に語った『AJ11』にまつわるエピソードも紹介

北舘洋一郎

2020.05.21

本人のリクエスト通り、『エア・ジョーダン11』はシンプルながらエナメル素材が施されたファッション性の高いデザインとなっている。(C)Getty Images

本人のリクエスト通り、『エア・ジョーダン11』はシンプルながらエナメル素材が施されたファッション性の高いデザインとなっている。(C)Getty Images

「『エア・ジョーダン11』 のローカットは『エア・ジョーダン3』を思い出させてくれるデザインだね。ゲームで履くことはなかったけど普段はよく履くよ」とジョーダンは語っていた。

 また4度目の優勝を手にした後で、「『エア・ジョーダン11』をチームメイトたちが履くことを許した代わりに、ゲーム中にミスをしたらみんなに罰金を払う決まりを作ったんだ」とジョーダンは教えてくれた。いかにもジョーダンらしいエピソードだ。

 この『エア・ジョーダン11』 の開発をする前にはデザイナーのティンカー・ハットフィールドに、「グッチに買い物に行ったらパテントレザーのクールなシューズがあった。そういうファッションシューズのようなコートで履けるデザインを頼みたい。最近はシンプルなものが好きで、色も2色ぐらいがいいし、変化を出すなら素材感で差別化したい」とジョーダンはリクエストを出したという。
 
「私は自分の履くシューズは必ず自分で紐を通してから履く。そして紐を通しながらシューズの細部にわたるこだわりを忘れないようにしている。私はデザイナーじゃないけれど、自分の名前をシューズ名にしているのだから、プレーと同じように妥協はしないんだ」とジョーダンは語った。

 おそらく、今の『エア・ジョーダン』ブームに乗ってシューズを追いかける若者の多くは、ジョーダンのプレーは過去の映像でしか見たことがないかもしれない。ただ、過去の映像だからと言えどもジョーダンのプレーはいまだ新鮮で鮮烈だ。シューズのデザインも同じように、いっさい古臭い印象は受けないだろう。80年代や90年代はだいぶ昔のこととなったが、色褪せない輝きを放ち続ける『エア・ジョーダン』は、ジョーダン本人とともに特別で本物であり続ける揺るがない存在なのだ。

文●北舘洋一郎

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