また、4月中旬に『ESPN』のザック・ロウ記者とのポッドキャスト“The Lowe Post”へ電話出演した際にも、ビールはこう話していた。
「結局のところ、俺は前向きにここに残りたいと感じた。ここは多くのことを俺にコントロールさせてくれる。ある球団は俺に対して『君を中心に再建をしよう。そして君を中心として選手を集めていこう』と、多くのチャンスを与えてくれていた。もし移籍していたら、いいチームになっていただろうね。でも、そこでの俺はそのチームにおける一部であって『ウィザーズと同じように俺に同じ役割を与えてくれるのだろうか?』と感じたのさ。俺の役割はまさにこの場所にあって、そのことを俺自身が愛しているんだ」
翌22日、ネッツとのトレードの噂を受け、ビールの代理人を務める『Priority Sports & Entertainment』のマーク・バーテルスタインは『Forbes』のアダム・ザゴリア氏との電話取材に応じ、きっぱりと報道を否定している。
「ビールが動くことなどありえない。だからこそ彼はウィザーズと再契約したんだ。彼が再契約したのはワシントン(D.C.)に残りたかったからであり、ウィザーズも彼をキープしたかったからだ」
ウィザーズはジョン・ウォールとビールを今後3シーズン契約下に置いており(ともに契約最終年となる2022-23シーズンはプレーヤーオプション)、自慢のバックコートデュオを中心に戦っていく方向性を示している。
NBAにおいてトレードはビジネスであり、ひとつのチームでキャリアを終える選手は現代では極めて異例。2年前、トロント・ラプターズの生え抜きスターだったデマー・デローザンがサンアントニオ・スパーズへ放出されたように、本人の意志とは裏腹にトレードが成立してしまうこともあるからだ。
だがビールの場合は本人と代理人の考えが合致しており、ウィザーズ側もチームの核として捉えているはず。今季再開後、あるいは来季に向けて巻き返しを図ろうとしているだけに、このタイミングでビールを放出することはさすがにないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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「結局のところ、俺は前向きにここに残りたいと感じた。ここは多くのことを俺にコントロールさせてくれる。ある球団は俺に対して『君を中心に再建をしよう。そして君を中心として選手を集めていこう』と、多くのチャンスを与えてくれていた。もし移籍していたら、いいチームになっていただろうね。でも、そこでの俺はそのチームにおける一部であって『ウィザーズと同じように俺に同じ役割を与えてくれるのだろうか?』と感じたのさ。俺の役割はまさにこの場所にあって、そのことを俺自身が愛しているんだ」
翌22日、ネッツとのトレードの噂を受け、ビールの代理人を務める『Priority Sports & Entertainment』のマーク・バーテルスタインは『Forbes』のアダム・ザゴリア氏との電話取材に応じ、きっぱりと報道を否定している。
「ビールが動くことなどありえない。だからこそ彼はウィザーズと再契約したんだ。彼が再契約したのはワシントン(D.C.)に残りたかったからであり、ウィザーズも彼をキープしたかったからだ」
ウィザーズはジョン・ウォールとビールを今後3シーズン契約下に置いており(ともに契約最終年となる2022-23シーズンはプレーヤーオプション)、自慢のバックコートデュオを中心に戦っていく方向性を示している。
NBAにおいてトレードはビジネスであり、ひとつのチームでキャリアを終える選手は現代では極めて異例。2年前、トロント・ラプターズの生え抜きスターだったデマー・デローザンがサンアントニオ・スパーズへ放出されたように、本人の意志とは裏腹にトレードが成立してしまうこともあるからだ。
だがビールの場合は本人と代理人の考えが合致しており、ウィザーズ側もチームの核として捉えているはず。今季再開後、あるいは来季に向けて巻き返しを図ろうとしているだけに、このタイミングでビールを放出することはさすがにないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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