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NBA

ポール・ジョージがジョーダンのリーダーシップに敬服。サンダー時代の同僚ウエストブルックは「MJと同じ傾向にある」

秋山裕之

2020.06.01

ジョージがジョーダンと同じ傾向を持つ選手に挙げたのはウエストブルック。サンダー時代の相棒について「どんなことをしてでも勝利を欲する選手で、チームメイトとして大好きだった」と振り返った。(C)Getty Images

ジョージがジョーダンと同じ傾向を持つ選手に挙げたのはウエストブルック。サンダー時代の相棒について「どんなことをしてでも勝利を欲する選手で、チームメイトとして大好きだった」と振り返った。(C)Getty Images

「俺はそのことが大きな事態にまで発展するとは思わないね。俺がコビーを観て育ってきたことは知ってるよね?俺は彼が持つ勝利への飽くなき思いと激しい感情を真価だと思い、自分でも努力してそうなれるようにやってきた。インディアナ(ペイサーズ)ではそういう選手になるべくやってきたんだ。俺はどんなことをしてでも勝ちたいんだということを皆に分かってもらい、それを実行する存在になろうとやってきた。だからあのドキュメンタリーでMJが見せてきたことには敬服するし、ああいう選手と一緒にプレーできたら最高だと思うね」

 そしてジョーダンのような恐るべき闘争心を持つ選手として、昨季までオクラホマシティ・サンダーで2シーズン共闘したウエストブルックを挙げた。

「MJを観て、多くの傾向があると思った。それと同じ傾向にあるのは、一緒にプレーしたことがあるラスだね。ラスはどんなことをしてでも勝利を欲する選手で、チームメイトとして大好きだったよ。彼はコートに立てば毎試合勝ちたいと思う選手であり、勝利するべくすべてを捧げるような男だった。あれには本当に感心したんだ」
 
 昨夏ジョージはトレードでオクラホマシティ・サンダーからクリッパーズへ移籍。今季は昨季終了後に受けた両肩の手術の影響で開幕から出遅れたほか、1月には左ハムストリングを痛めたこともあり、22試合を欠場。それでも、平均29.1分の出場時間ながら21.0点、5.7リバウンド、3.9アシスト、1.3スティールとオールラウンドな数字を残している。

 前身のバッファロー・ブレーブス時代も含め、これまでカンファレンス・ファイナルへ出場した経験のないクリッパーズだが、今季はレナードとジョージという頼れるスーパースターが2人もいる。7月末にシーズン再開が実現した場合、中断期間からベストシェイプを取り戻し、プレーオフを勝ち抜くためには各チームに君臨するエース格のリーダーシップが鍵を握る。ジョージにはクリッパーズでその役目が与えられることになるかもしれないだけに、注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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