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NBA

「超楽しいに決まってるさ」王者ラプターズを牽引するシアカムが連覇に向けて再始動

秋山裕之

2020.07.06

キャリア4年目でオールスターまで上り詰めたシアカム。今季は3ポイントも武器に加え、さらに万能なプレーヤーへと進化を遂げた。(C)Getty Images

キャリア4年目でオールスターまで上り詰めたシアカム。今季は3ポイントも武器に加え、さらに万能なプレーヤーへと進化を遂げた。(C)Getty Images

 カメルーン出身のフォワードは、2016年のドラフト1巡目27位でラプターズから指名されると、ロールプレーヤーからシックスマンへと成長を遂げ、昨季は最も成長した選手に贈られるMIP賞を獲得。エーススコアラーとなった今季はいずれも自己最多の平均23.6点、7.5リバウンド、3.6アシスト、3ポイント試投数は昨季の平均2.7本から倍増(6.0本)して2.2本を沈めており、成功率も35.9%とまずまずの数字を残している。

 ラプターズの球団社長を務めるマサイ・ウジリは「彼は勝利を欲する選手の1人。勝利することが第一なんだ。若いうちにそのことを理解している。きっとカイル・ラウリーやカワイたちから競争力や闘争心、メンタルタフネスといったことを学んでいるんだろう」と目を細める。

 2連覇に向けて大舞台へと臨むシアカム本人にも気負いはない。「俺たちは一緒に過ごしてきた。だから互いの強みと弱みを完全に理解している。一緒にプレーするうえで、それは本当に大事なことなんだ。またこうして一緒にプレーする機会を得たんだから、超楽しいに決まってるさ。また一緒に戦えるのが待ちきれないね」と期待に胸を膨らませている。
 
「いいかい。俺たちは自分たちのことを信じているんだ。このチームには経験がある。俺たちにはすでにチャンピオンのメンタリティーがあり、自信を手に入れたんだ。これからは俺たちがやっていくだけ。準備はできている」

 キャリア11年目のイバカもそう語っていたように、ラプターズには昨季優勝したメンバーが多く残っており、新加入組もチームへ溶け込んだことで、選手層はさらに厚みを増した。

「俺はこのチャレンジにワクワクしているし、大好きさ」。新エースのシアカムを中心に上質なチームケミストリーを奏でる王者ラプターズは、意気揚々と今季の第二幕へ臨む。

文●秋山裕之(フリーライター)

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