NBAは7月30日(日本時間31日、日付は以下同)のシーズン再開に向け、今週から各チームが新型コロナウイルスの検査を開始。陽性反応が出た選手たちは隔離されることとなるが、フロリダ州オーランドで行なわれるトレーニングキャンプの本格的な日程は7月11日のため、それまでに回復できればチームに合流できる。
また、23~30日までの間、ケガのため欠場あるいは健康面などを理由に今季の第二幕に参戦しない選手の代役として、フリーエージェント(FA)の選手と本契約または2WAY契約を結び、ロースターに加えることができる。
といっても、第二幕へ参戦するイースタン・カンファレンスの9チーム、ウエスタン・カンファレンスの13チームは、3月11日のシーズン中断後にロースターを抜本的に変えることはなく、既存戦力を中心に今季の覇権争いを繰り広げることが濃厚だ。
ここでは、6月24日に現地メディア『Sports Illustrated』へ掲載された、第二幕へ参戦するイースタン・カンファレンス9チームにおける、最も重要な選手をそれぞれ紹介しよう(チーム名は略称)。
■イースト9チームにおける最も重要な選手(*はプレーオフ出場決定)
1位:バックス* エリック・ブレッドソー(ガード)
2位:ラプターズ* パスカル・シアカム(フォワード)
3位:セルティックス* ダニエル・タイス(フォワード/センター)
4位:ヒート* バム・アデバヨ(フォワード/センター)
5位:ペイサーズ* ヴィクター・オラディポ(ガード)
6位:シクサーズ* ベン・シモンズ(ガード/フォワード)
7位:ネッツ スペンサー・ディンウィディー(ガード)
8位:マジック マーケル・フルツ(ガード)
9位:ウィザーズ ブラッドリー・ビール(ガード)
バックス在籍3年目のブレッドソーは、今季ここまでプレータイム(平均27.2分)が加入後では最も少ない。バックアップにはベテランのジョージ・ヒルがおり、フィールドゴール53.0%と3ポイント48.0%はいずれもキャリアハイ。3ポイントに至ってはリーグトップの成功率を残している。
ただ、爆発的な身体能力と185㎝・92㎏という筋骨隆々の肉体を併せ持つパワーガードの真骨頂はディフェンスにある。アグレッシブなディフェンスでバックスを盛り立てる“ミニ・レブロン”は、勝利した試合のディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける失点)が101という素晴らしい数字を記録。ショットに好不調の波があるものの、堅守を誇るバックスにおいて、この男の活躍は不可欠なのは間違いない。
ディフェンディング・チャンピオンとして臨む今年のプレーオフ。シアカムにとってはエースとして迎える初のポストシーズンとなる。平均19.0点を残した昨年よりも、相手チームが仕掛けてくるディフェンスは激しいものとなることは容易に想像できる。
今季はここまで全チーム相手に平均12.0点以上を奪っているのだが、苦戦しているのはフロントコートに屈強な選手たちが揃うチームとの対戦でフィールドゴール成功率が低い点か。イーストではネッツ、ヒート、バックス、マジック、シクサーズが挙がる。だがプレーオフは4戦先勝のシリーズのため、ラプターズの優秀なコーチングスタッフがシアカムへのプレッシャーを取り除くべく、最高の準備と対応をすることだろう。
また、23~30日までの間、ケガのため欠場あるいは健康面などを理由に今季の第二幕に参戦しない選手の代役として、フリーエージェント(FA)の選手と本契約または2WAY契約を結び、ロースターに加えることができる。
といっても、第二幕へ参戦するイースタン・カンファレンスの9チーム、ウエスタン・カンファレンスの13チームは、3月11日のシーズン中断後にロースターを抜本的に変えることはなく、既存戦力を中心に今季の覇権争いを繰り広げることが濃厚だ。
ここでは、6月24日に現地メディア『Sports Illustrated』へ掲載された、第二幕へ参戦するイースタン・カンファレンス9チームにおける、最も重要な選手をそれぞれ紹介しよう(チーム名は略称)。
■イースト9チームにおける最も重要な選手(*はプレーオフ出場決定)
1位:バックス* エリック・ブレッドソー(ガード)
2位:ラプターズ* パスカル・シアカム(フォワード)
3位:セルティックス* ダニエル・タイス(フォワード/センター)
4位:ヒート* バム・アデバヨ(フォワード/センター)
5位:ペイサーズ* ヴィクター・オラディポ(ガード)
6位:シクサーズ* ベン・シモンズ(ガード/フォワード)
7位:ネッツ スペンサー・ディンウィディー(ガード)
8位:マジック マーケル・フルツ(ガード)
9位:ウィザーズ ブラッドリー・ビール(ガード)
バックス在籍3年目のブレッドソーは、今季ここまでプレータイム(平均27.2分)が加入後では最も少ない。バックアップにはベテランのジョージ・ヒルがおり、フィールドゴール53.0%と3ポイント48.0%はいずれもキャリアハイ。3ポイントに至ってはリーグトップの成功率を残している。
ただ、爆発的な身体能力と185㎝・92㎏という筋骨隆々の肉体を併せ持つパワーガードの真骨頂はディフェンスにある。アグレッシブなディフェンスでバックスを盛り立てる“ミニ・レブロン”は、勝利した試合のディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける失点)が101という素晴らしい数字を記録。ショットに好不調の波があるものの、堅守を誇るバックスにおいて、この男の活躍は不可欠なのは間違いない。
ディフェンディング・チャンピオンとして臨む今年のプレーオフ。シアカムにとってはエースとして迎える初のポストシーズンとなる。平均19.0点を残した昨年よりも、相手チームが仕掛けてくるディフェンスは激しいものとなることは容易に想像できる。
今季はここまで全チーム相手に平均12.0点以上を奪っているのだが、苦戦しているのはフロントコートに屈強な選手たちが揃うチームとの対戦でフィールドゴール成功率が低い点か。イーストではネッツ、ヒート、バックス、マジック、シクサーズが挙がる。だがプレーオフは4戦先勝のシリーズのため、ラプターズの優秀なコーチングスタッフがシアカムへのプレッシャーを取り除くべく、最高の準備と対応をすることだろう。