専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

14年ぶりのプレーオフ進出を狙うキングス。エースのフォックスも「全試合に勝利する」と気合十分

秋山裕之

2020.07.27

 また、クリッパーズ戦ではリショーン・ホームズもスクリメージに初出場する予定。今季チームトップの平均8.3リバウンドをマークしたビッグマンは、開催地に到着したものの、隔離期間を終えた後にデリバリーで食事を受け取る際にNBAキャンパスの外に出てしまったため、追加で10日間の隔離を余儀なくされていた。だが先週ホームズは精力的にワークアウトに励んだことで、ゲームシェイプを取り戻したという。

 なお、15日に左足首を捻挫し、7~10日後に再診断と発表されていたフォックスは無事に回復。25日に行われたミルウォーキー・バックスとのスクリメージ2戦目から復帰し、約19分のプレータイムで7得点、6アシストを記録している。

 ビッグマンのコンディションに不安は残るものの、フォックス、ヒールド、ボグダン・ボグダノビッチ、バーンズ、ホームズ、ネマニャ・ビエリツァといった主力が戻り、一応はベストメンバーに近いラインナップを組むことができるだろう。
 
 今後、選手たちが新型コロナに感染、あるいはバグレー三世のようにケガをしてしまう可能性があることも否定できないが、指揮官が「我々は誰であろうと最もハイレベルな状態でプレーしている選手を起用していく」と話したように、現状でベストコンディションにあるプレーヤーをフル活用し、ポストシーズン進出を目指していくことになる。

 31日のシーディングゲーム初戦では、早速プレーオフ出場争いをしているウエスト12位のサンアントニオ・スパーズ(27勝36敗)と激突。その後も順位を上げるために1試合も落とせないゲームが続いていく。

 はたして、キングスは逆転で悲願のプレーオフ進出を果たすことができるのか。このチームには若さを前面に押し出した爆発力に加え、バーンズ、コリー・ジョセフ、コーリー・ブリュワーといった優勝経験を持つベテラン陣もいるだけに、彼らが要所でサポートし、白星を重ねていきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!

DAZNなら「プロ野球」「Jリーグ」「CL」「F1」「WTAツアー」が見放題!充実のコンテンツを確認できる1か月無料体験はこちらから

NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号