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NBA

「諦めようとしたことは何度もあった」サンダーの守備職人ロバーソンが916日ぶりにコートへ復帰!

秋山裕之

2020.07.25

ロバーソンは2018年1月からケガで離脱していたが、本日、2年半ぶりの復帰を果たした。(C)Getty Images

ロバーソンは2018年1月からケガで離脱していたが、本日、2年半ぶりの復帰を果たした。(C)Getty Images

 7月24日(日本時間25日、日付は以下同)、NBAはバブルと称される開催地(フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)でスクリメージ(練習試合)の3日目として3試合を行ない、第二幕に参戦する22チームがそれぞれ1試合ずつを終えた。

 この日ビザ・アスレティック・センターではウエスタン・カンファレンス5位のオクラホマシティ・サンダー(40勝24敗/勝率62.5%)とイースタン・カンファレンス3位のボストン・セルティックス(43勝21敗/勝率67.2%)が対戦し、98-84でサンダーが勝利。

 そしてこの試合の第3クォーター残り5分33秒。サンダーのベンチからスタンディングオベーションを受けて1人の選手がコートに足を踏み入れた。

 彼の名はアンドレ・ロバーソン。2013-14シーズンのNBAデビューからサンダー一筋でプレーしてきたスウィングマンは、約2年半ぶり、実に916日ぶりにコートへ立ったのだ。

 ロバーソンは2018年1月27日のデトロイト・ピストンズ戦で左ヒザ膝蓋腱を断裂し戦線離脱。その後リハビリと回復に約30か月間を要し、この日約11分間の出場で5得点、2リバウンド、1スティール、1ブロックの成績を残した。

 これまで大ケガを負って長いリハビリから復帰したNBA選手は何人かいるものの、ロバーソンの916日ぶりの復帰は、クインシー・ポンデクスター(現無所属/917日)以来となる長期間だったと『ESPN Stats & Info』が報じている。
 
「ようやくコートに立てた。これまでのことについて話すのはタフなこと」とロバーソンが切り出すのも無理はない。コートから離れていた期間について「目まぐるしかった」と明かした28歳はこう続けている。

「ハッピーであり、悲しくもあった。それに意気消沈することもあれば、有頂天にもなったし、気が狂いそうになることもあった」

 ロバーソンはキャリア2年目の14-15シーズンからスターターに定着し、17年にはオールディフェンシブ2ndチームに選出された守備職人。

 長いリハビリの過程を「基本的に、感情の起伏がものすごく大きなジェットコースターのようだった。(復帰まで)近づいたかと思えば、また何かが起きてしまう。そのたびに挫折を繰り返した。なんでか分からないけど、とにかくタフだった……」と回想。さらに「(復帰を)諦めようとしたことは何度もあったのは確かだ」と本音を明かしていた。
 

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