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NBA

「僕がやりにくいように守ってきた」ネッツの好守に不発の八村。しかし指揮官は「ルイならすぐ挽回できる」と信頼を崩さず

秋山裕之

2020.08.03

「相手もしっかりとスカウンティングしてきて、僕のやりにくいように守っていたと思います。ダブルチームにきたり、トリプルチームをしてきたので、シュートを打つチャンスがあまりなかったという感じはしました」と、八村はフィールドゴール試投数わずか6本に終わった要因を分析した。

「今日は彼のベストではなかったが、ルイならすぐにバウンスバック(挽回)できる。今シーズンは不調のゲームの後には必ず持ち直しているからね。今日はネッツのディフェンスを褒めるべきだろう。様々なパターンを使って小柄な選手でルイを止めにきたし、複数で守っていた。ルイがもっと得点しやすいように、私も工夫しなければならない」

 ブルックスHCがそう振り返ったように、ネッツはローポストでミスマッチになりそうな場面では即座にスイッチ。巧みなカバーディフェンスにより、八村に自由を与えない好守を見せていた。
 
 そのネッツは、キャリス・ルバートがゲームハイの34得点に加え7リバウンド、ジョー・ハリスも6本の3ポイントを含む27得点、7リバウンド、アレンは22得点、15リバウンドとインサイドを制圧。さらには今季途中にウィザーズから解雇されたクリス・チオッザがベンチから要所で活躍し、古巣相手に14得点、6アシストをマークした。

 第4クォーター中盤、ネッツがハリスの2連続3ポイントとルバートのペイントアタックで着実に加点していった一方で、リードを縮めたいウィザーズは攻め手に欠き、点差は徐々に拡大。八村が得意のプルアップジャンパー、ファーストブレイクからダンクを叩き込むも時すでに遅く、ゲームの勝敗がかかった場面でもウィザーズはショットを決め切れなかった。

 ウィザーズがプレーイン・トーナメントへと進むためには、8位チームとの差を4.0ゲーム以内まで詰めなければならないのだが、この敗戦でネッツとの差は7.0へと広がった。ネッツが今後6戦全敗したとしても、ウィザーズは3勝3敗で乗り切らなければならない。
 

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