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NBA

“永遠の悪ガキ”チャールズ・バークレー。84年五輪メンバー落選を巡る裏話【NBAレジェンド列伝・前編】

出野哲也

2020.08.06

1984年のロサンゼルス五輪では実力を認められながらも落選。しかしその後の92年、96年の2大会では主力として金メダル獲得に貢献した。(C)Getty Images

1984年のロサンゼルス五輪では実力を認められながらも落選。しかしその後の92年、96年の2大会では主力として金メダル獲得に貢献した。(C)Getty Images

 けれども、試合が始まれば笑うのはバークレーの方だった。体型からは想像もつかないスピードでコートを疾走してはシュートを決め、リバウンドを取りまくった結果、“ラウンド・マウンド・オブ・リバウンド”――リバウンドを取る丸い小山――という別のニックネームもついた。

 彼の試合を観たフィラデルフィア・76ersのアシスタントコーチ、ジャック・マクマーンは「ウェス・アンセルドの身体とジュリアス・アービングのジャンプ力を持つ男」と形容した。

 3年時にはオーバーン大を学校史上初のNCAAトーナメント出場に導き、カンファレンス最優秀選手に選ばれた。

 84年には、同年に開かれるロサンゼルス五輪のトライアウトに参加した。シカゴ・ブルズのGMとして見学に訪れていたロッド・ソーンが、その時の模様を振り返る。

「バークレーは何かに取り憑かれているようだった。ディフェンシブ・リバウンドを奪って、そのままコートの反対側までドリブルし続けダンクを決める。あんなプレーはジュリアス・アービング以外に見たことはなかった」
 
 トライアウト参加者のなかでも、ノースカロライナ大のジョーダンとバークレーの2人が頭ひとつ抜けているとして、関係者の意見は一致していた。

 だが、ヘッドコーチのボビー・ナイトは二次選考でバークレーをカットした。参加者の1人で、最終的にメンバー入りしたレオン・ウッドはその実情を語る。

「一次選考のあと、ナイトに体重を落とすように言われたのに、チャールズは逆に太って現われた。彼は見せしめにされたのさ。コーチに従わないヤツはこうなるんだとね」

「俺の目的は、評価を上げてドラフト上位で指名されること。オリンピックは別にどうでもいい」との態度も不興を買ったかもしれなかった。

■強気な態度を懸念されるも、それに見合った活躍を披露

 だが、その目的は84年のドラフト5位でシクサーズに指名され達成された。チーム首脳の間では、バークレーの性格がチームカラーに合わないとして獲得に反対する声もあったが、オーナーのハロルド・カッツは彼に惚れ込んでいた。また、ジョーダンやサム・パーキンスら意中の選手が4位までに指名されてしまったこともあって、残ったなかで最も才能のあるバークレーを指名したのだ。
 

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