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NBA

相棒ウエストブルックは不在、サンダーとの相性も最悪。それでも古巣とのプレーオフ初戦に自信を覗かせるハーデン

秋山裕之

2020.08.15

「俺からすれば、誰がコートにいようと何も変えることはない。俺が持つアグレッシブなメンタリティは変わらないのさ。ラスが持つバスケットへのアタック、そしてディフェンダーを複数引きつけ、このチームのためにチャンスを作り出してくれる能力がないことは寂しい。また、ハウスとエリックはリズムを取り戻している段階だし、PJも(右手を痛めているため)試合を通してプレーすることはないだろう。だけど、俺たちはグループなんだ。俺たちが本当に危険なチームであることに変わりはない。彼らができるだけ早くコートに戻ってくることができるといいね」

 ハーデンが『The Athletic』へそう語っていたように、ロケッツが依然として爆発力を秘めた危険なチームなのは間違いない。ここまで挙げてきた選手たちだけでなく、8月9日のサクラメント・キングス戦でベンチスタートながらキャリアハイの41得点を奪ったオースティン・リバースや、ベン・マクレモア、ジェフ・グリーンなど、乗せると厄介な選手たちが在籍している。
 
 もっとも、ハーデンはサンダーとの3試合で平均28.7点、5.0リバウンド、5.3アシストを記録しているものの、フィールドゴール成功率は32.8%、3ポイント成功率も15.0%と相性が悪い。ウエストブルックの元チームメイトで、ディフェンスに定評があるアンドレ・ロバーソンが戦列復帰しただけに、プレーオフでのサンダーはハーデンに対してより厳しい包囲網を敷いてくるに違いない。

 果たして、リーグ最強のスコアリングマシンは、どのようにしてディフェンス陣をかいくぐって得点を積み重ねていくのか。シリーズの勝敗を決する上で、見逃せないポイントになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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