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NBA

【NBA背番号外伝】“ビッグO”、ボーグス、ジャクソン…PGに人気の“背番号1”。かつては日本人初のNBA選手も

出野哲也

2020.08.17

背番号1でただ一人、PG以外で欠番になっているのがヒートのボッシュ。(C)Getty Images

背番号1でただ一人、PG以外で欠番になっているのがヒートのボッシュ。(C)Getty Images

 今はミネソタ・ティンバーウルブズで0番のディアンジェロ・ラッセルも、「ドラフトで指名された中で俺が一番の選手」との理由で、ロサンゼルス・レイカーズとブルックリン・ネッツで背番号1。

 正統派のPGでは、4度のアシスト王になったケビン・ポーターがピストンズやワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)で1番だった。マグジー・ボーグス(元ホーネッツほか)も1番のPG。史上最小の身長160cmだったボーグスが1番なのは「ほかの番号だとユニフォームに収まり切らない」からと言われているが、本当だろうか?

 背番号1でただ一人、PG以外で欠番になっているのはマイアミ・ヒートのクリス・ボッシュ。トロント・ラプターズでは4番だったボッシュは、ヒート移籍後「気分転換のために」1番を選び、レブロン・ジェームス、ドウェイン・ウェイドとのビッグ3の一角として2度の優勝に貢献した。
 
 ボッシュ以外のビッグマンではアマレ・スタッダマイアーも活躍したが、フォワードやセンターは多数派にはならず、今でもレジー・ジャクソン(ロサンゼルス・クリッパーズ)のようにガードのイメージが濃厚だ。

 しかし、数年後にはがらりと変わる可能性もある。今季ドラフト1位でニューオリンズ・ペリカンズに入団し、華々しく活躍したザイオン・ウィリアムソンがいるからだ。デューク大学でも1番だったザイオンは、高校のときの12番にしようかとも考えたそうだが「やっぱりナンバーワンは1番」と考えて継続することを決めた。
 

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