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NBA

レブロンが1回戦の相手、ブレイザーズを警戒「第1シードと第8シードによるシリーズだとは見ていない」

秋山裕之

2020.08.18

現役最高のプレーオフマスター、レブロンは「これまでで最もタフなもの」になるとコメントしている。(C)Getty Images

現役最高のプレーオフマスター、レブロンは「これまでで最もタフなもの」になるとコメントしている。(C)Getty Images

 特にリラードはシーディングゲームで平均37.6点、9.6アシストという成績でMVPに選ばれている。「彼は今、乗りに乗ってる。絶好調だ。今の彼はやるべきことをこなしているし、チームが勝利するためならどんなことだってやってのける」とレイカーズのアンソニー・デイビスも30歳のスコアラーについて語っていた。

 そしてレブロンは、2003年のドラフト同期で親しい友人でもあるカーメロについても警戒していた。

「あのチームにはカーメロ・アンソニーという(将来の)殿堂入り選手がいる。いつでも爆発できる男だ。彼はまだ多くのことをこなすことができる選手だからリスペクトすべきだ」

 この日行なわれたメディアとのカンファレンスコールで、レブロンは今年のプレーオフを「たぶん、これまでで最もタフなもの」と切り出し、こう話している。

「俺の個人的な意見だけど、今年は最もタフなチャンピオンシップ争いになる。この状況がそうしているんだ。この環境によって何が変わるかって? 俺が集中している限り、相手や個人のことは何も変わりはしない。違いがあるとすれば、ホームではないということ。家族と一緒じゃないし、自分のベッドで寝ることもない。自分たちのトレーニング施設にもいないくらいだ。俺たちのファンと一緒に(レイカーズの本拠地の)ステイプルズ・センターでプレーする準備をすることもない。それがこれまでとの大きな違いだ」
 
 2年ぶり通算14度目のプレーオフを迎えるレブロンは、2010年から8年連続でNBAファイナルへ進出。これまで9度の頂上決戦を経験して3度の優勝を飾っており、ポストシーズンの通算得点(6911)は歴代1位という現役最高のプレーオフマスターだ。

 そんな百戦錬磨のレブロンが今季の状況に違和感を覚えているのだから、シード順どおりの展開になるのではなく、波乱が巻き起こるかもしれないと感じているのだろう。

 1990年代後半から2000年代序盤にプレーオフで何度も激突してきた、レイカーズとブレイザーズのシリーズはどんな幕開けとなるのか。1回戦ながらスーパースターたちによる競演が見られるだけに、必見のシリーズとなりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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