「スパーズに移籍して毎日彼を見るようになって、どれだけ良い選手なのかを目の当たりにした。打てないシュートもできない動きもない。彼は自信に満ち溢れ、相手に対して恐れをなさない。思い描いたどんなシュートも決めてしまう能力を備えていたからね」
  　ジノビリと言えば、名将グレッグ・ポポビッチの下、スターターを務められる実力を持ちながらシックスマンとして地位を確立したパイオニア的な存在。南米出身の選手らしくテクニックに優れ、股抜きやユーロステップといった妙技で、立ちはだかるディフェンダーをキリキリ舞いさせただけでなく、ダンカンやトニー・パーカーと“ビッグ３”を形成した16年間のＮＢＡキャリアで、計４回の優勝を経験している。

　オリー曰く、ジノビリはすでにルーキーイヤーからその片鱗を示していた。確実視されている近い未来の殿堂入りを果たす時、改めてその功績にスポットライトが当てられるだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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