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ドンチッチのプレースタイルは“プリウス”?元スコアラーのアリナスがスロベニアの神童を分析

ダンクシュート編集部

2020.09.16

 身長201cm・体重104kgで司令塔を務めるドンチッチには、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のような圧倒的なパワーも、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)のような電光石火のクロスオーバーも、若き日のヴィンス・カーターのような跳躍力もない。ただ、代わりにチェンジ・オブ・ペースなど基礎的なドリブルムーブと、卓越したバスケットボールIQを最大限に活用している。そのプレーを支えているのは「基礎」だと、アリナスは主張する。
 
「(ドンチッチの)ドライブに追いついても、ポンプフェイクに飛んでファウルだ。次の対峙ではフェイクに引っかからないかもしれないが、相手に主導権がある。ルカは(ディフェンダーを翻弄する)人形遣いみたいなもんさ。特に、若い年齢では基礎が重要なんだ。運動能力以前に、基礎が必要になる。彼に最初に教えるべきは、ジャンプ能力の前にフットワークだ。ジャンプしてダンクする。彼がしたいのは以上だ」

 厳しいマークを受けながらも、毎試合トリプルダブル級の成績を残してきたドンチッチ。“基礎”と“応用”が融合した時、今以上にアンストッパブルな存在になりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
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