専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

10度目のファイナルに挑むレブロンが、古巣・ヒートとの決戦で警戒するふたつのポイント「ひとつはハードなプレー。もうひとつは…」

秋山裕之

2020.09.30

 これまで、レブロンはヒートでドゥエイン・ウェイドとクリス・ボッシュ、クリーブランド・キャバリアーズではカイリー・アービング、ケビン・ラブといったオールスター選手たちと共にプレーしてきたが、今回相棒を務めるADことアンソニー・デイビスも頼もしい存在だ。

 デイビスはキャリアでプレーオフに28試合出場しているが、キャリア平均29.6点はマイケル・ジョーダン(同33.5点)、アレン・アイバーソン(同29.7点)に次ぐNBA歴代3位という快記録(25試合以上出場した選手が対象)。

 今年のプレーオフでもここまで平均28.8点、9.3リバウンド、3.6アシスト、1.2スティール、1.2ブロックという好成績を残している。ファイナルは初出場ながら、レイカーズの得点源としてヒートとのシリーズでも期待がかかる。
 
 また、このチームにはダニー・グリーン(2年連続4度目)、ジャベール・マギー(2年ぶり3度目)、クイン・クック(3年連続3度目)、JR・スミス(2年ぶり5度目)と近年ファイナルへ出場した経験を持つ選手たちに加え、ドワイト・ハワードは11年ぶり2度目、ラジョン・ロンドは10年ぶり3度目と、念願のファイナル返り咲きを決めたベテランもおり、優勝への思いは非常に強い。

 だがこのチームを束ねる司令塔はやはりレブロン。キャリア17年目の35歳は心技体に加え、リーグトップレベルのバスケットIQを持つだけに、レイカーズが10年ぶりに王座へと返り咲くことができるかは、この男のパフォーマンスにかかっていると言っていいだろう。

 今年1月にレイカーズOBのコビー・ブライアントがヘリコプター墜落事故により41歳の若さで死去、3月には新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、シーズンが4か月近く中断……。波乱続きだった今季を“キング”は優勝で締めくくることができるだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】35歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの“キング”レブロン・ジェームズ特集!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号