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NBA

スーパースターは不在もLJ、ムトンボら独特の存在感を放つ選手が揃った1991年【NBAドラフト史】

大井成義

2020.09.29

LJことラリー・ジョンソンはNBA入り1年目にダンクコンテストに出場。2位に終わったものの、豪快なダンクを披露し観客を沸かせた。(C)Getty Images

LJことラリー・ジョンソンはNBA入り1年目にダンクコンテストに出場。2位に終わったものの、豪快なダンクを披露し観客を沸かせた。(C)Getty Images

 1991年はマイケル・ジョーダン率いるブルズが初優勝を遂げ、NBA人気に火がつき始めていた頃。そんな背景もあり、この年のドラフトは特に注目を集めた。史上最多の8000人の観衆の前で1位指名を受けたのはUNLVのラリー・ジョンソン。以下、個性派の面々が次々と指名されていった。

■確率10.6%のホーネッツがアップセットで1位指名権獲得

 LJ、ムトンボ、スティーブ・スミス、ケニー・アンダーソン、ステイシー・オーグモン、リック・フォックス――。1990年代を知るオールドファンなら、これらの名前を聞くと甘酸っぱいNBA酸がどこからとなく湧き出し、鼻にツンと来るに違いない。

 スーパースターにはなれなかったが、それぞれが独特な存在感を放ち、NBAファンの記憶に未だ焼き付いているであろう、懐かしの選手たち。デイル・デイビスやテレル・ブランドン、クリス・ギャトリングなど、ほかにもまだたくさんいる。俳優に例えるなら、派手、地味にかかわらず、主役を喰うような怪演をたまに演じる、忘れがたいバイプレーヤーといった感じだろうか。
 
 そんな選手を数多く輩出したのが1991年のドラフトだ。NBAの時代背景で言えば、ラリー・バードやマジック・ジョンソンといった1980年代のレジェンドが現役最終盤ながらまだコートに立ち、マイケル・ジョーダン率いるブルズが悲願の初優勝を遂げ、全米に空前絶後のNBAブームが到来しつつあった頃。そんなタイミングに行なわれ、さらにはカレッジ時代から話題性のあった選手が顔を揃えていたことも相まって、この年のドラフトはひときわ高い注目度を誇っていた。

 ドラフトロッタリーでは、レギュラーシーズンを最下位で終えたナゲッツに、最も高い16.7%の1位指名権獲得率が与えられていた。ところが、というか案の定、下から7番目で確率10.6%のホーネッツ(現ペリカンズ)がアップセットを演じ、1位指名権を奪取。ナゲッツは4位まで順位を下げ、2位ネッツ、3位キングス、5位ヒートに指名順が確定する。

 1988年創設のニューカマー、ホーネッツにとって球団初の1位指名権であり、この先長きに渡り、チームの屋台骨となるフランチャイズプレーヤーを獲得する絶好のチャンスが、幸運にも舞い込んできたのだった。

 ちなみに、ナゲッツほどロッタリー運に恵まれないチームはないだろう。1985年にロッタリー制度が導入されてからの36年間、3度も1位指名権獲得の最高確率を得ながら(1991、98、2003年)、1度もモノにできていない。この年のハズレも痛かったが、なんといっても悔やまれるのはキャブズと同率1位で臨んだ2003年である。逃した獲物がレブロン・ジェームズなのだから。

 一方で、最高確率を1度しか手にしたことがないにもかかわらず、3度も1位指名権を奪取した前出のキャブズのようなチームもある。運がすべてとはいえ、あまりの理不尽さにナゲッツが不憫に思えて仕方がない。
 

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